転職エージェントとは?利用するメリットと注意点

転職エージェントとは、仕事を探している人(以下求職者)と人材を探している企業をマッチングさせるサービスを行っている企業(その担当を指すこともある)のことです。

具体的にはリクルートエージェントやマイナビエージェント、doda、@type、エン・ジャパン等が有名で、ネットや電車内の広告などで見たことがある名称もあるのではないでしょうか。

よくネット求人サイト(リクナビやマイナビ)と混同されることが多いですが、転職エージェントはネットの求人サイトとは違い、原則エージェントとの個別面談にて応募する企業を決める、というところからスタートします。

フリーターを専門とするハタラクティブやジェイックなどもそれに当たります。

求人サイトで仕事を探すと上述した通り、何万件もある求人の中から自分に合った仕事を探すところから始める必要があり、それだけで疲弊してしまいます。

しかし、応募する企業選びからキャリアアドバイザーと対面で決めていく転職エージェントを利用すればスムーズに転職活動を行うことが出来ます。

目次

転職エージェントを利用するメリット

冒頭でお伝えした通り、転職エージェントは求職者と企業をマッチングさせることを目的としています。

そのため求職者側にとっては以下のメリットがあります。

希望する企業に比較的スムーズに応募できる
企業のことを知っているので対策が立てやすい
待遇交渉が出来るので年収アップしやすい
限定求人、非公開求人があるため選択肢が広がる

特筆すべきはやはりスムーズに、効率よく転職活動が出来るという点です。

キャリアアドバイザーが適した求人を探してくれる

転職活動は実は精神的にも、肉体的にもものすごい体力を使います。

転職者は普通、引き抜きでもない限りまず転職する先の求人を探すところから転職活動がスタートします。

しかしハローワークや求人誌、ネットの求人サイト等で仕事を探しても中々自分が入社したいと思える会社が見つかりません。

また、たとえ見つかったとしても経験者のみという条件があったり、資格が必要だったりというケースも。

それだけでなくハローワークや求人サイトの求人はどのような人材を求めていて、どのような応募者が集まり、自分がどの程度採用される見込みがあるのか一切分かりません。

そのため、ほとんど受かる見込みのない企業に応募して無駄足となってしまうことが多々あります。

転職エージェントを利用すれば希望する条件に合う求人を揃えてくれますし、企業側がどのような人材を欲しがっているのか、またその会社で内定をもらえる見込みがあるのか等、応募する前にある程度把握することが出来ます。

企業側の求める人材が分かれば対策も立てやすい

転職エージェントを利用すれば効率的に転職活動が出来る、というのは先述した通りですが、その理由の一つに採用試験の対策が立てやすいというものがあります。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」

というのは孫子の有名な言葉ですが、面接でもまず敵(厳密には敵ではありませんが入社試験の場では戦う相手であることには変わりはありません)を知ることがとても重要になってきます。

1.どのような人材を求めているか
2.面接ではどのような傾向の質問がされやすいか
3.社風はどんな感じか

等を知っているのと知らないのでは対策の仕方にも大きく違いが出てくるはずです。

そういった相談も出来るので転職エージェントを活用すれば大幅な採用率アップが期待できます。

事前に待遇交渉が可能

転職エージェントならではのメリット、とも言えるのが待遇の交渉です。

一般的に待遇の交渉は面接時にすることが良いとされていますが、面接時にこちらから年収等の待遇を交渉するのは勇気が要りますよね。

経験者であれば交渉次第で待遇が良くなるケースも多々ありますが、特にそれまで転職経験のない人にとって面接時の待遇交渉はかなりハードルが高いことだと思います。

転職エージェントを利用すればこれら待遇面の交渉も可能です。

もちろん交渉すれば必ず良い結果になる、とは限りませんが年収を上げられる見込みがあれば必ずキャリアアドバイザーが前向きに交渉してくれます。

少し裏話をすると、転職エージェントは基本的に年収に応じて企業側から報酬を得る仕組みになっているので極力高い年収で採用が決まった方がエージェント側にとっても良いのです。

非公開求人があるため選択肢が広がる

転職エージェントの多くはネット上などで公表していない非公開求人と呼ばれる求人が多数存在します。

非公開求人というのはすでにその転職エージェントサービスを利用している人限定の求人で、場合によってはその転職エージェントのみでしか応募できない求人もあります。

例えばdodaとしか取引していない企業は当たり前ですがdodaでしか求人が出ません。

非公開求人が必ずしも良い求人であるとは限りませんが、不特定多数が応募してくる総合求人サイト等と比べれば圧倒的にライバルが少なく、また待遇も良いケースがほとんどです。

転職エージェントに向かない人材

ここまで転職エージェントのメリットについて解説してきましたが、中には転職エージェントを利用するメリットを享受できない人材、転職エージェントに向かないタイプの人材もあります。

それは端的に言えば「転職市場で価値のない人材」です。

具体的に上げると下記のような人材です。

正社員経験がない
40歳以上(専門スキルがある場合は別)
転職回数が多すぎる(20代で2回以上等)

転職エージェントを利用する企業は出来る限り優良な人材を効率的に採用したいと考えているため、多くの企業が欲しがらない人材は採用される見込みがありません。

ただ、上記に該当するかと言って必ずしも転職エージェントが利用できない、というわけではありません。

例えば「正社員経験がない」という場合は、実はそういった人材を専門に扱う転職エージェントサービスもあります。

40歳以上でも十分な専門技術、経験があれば欲しがる企業はたくさんいるわけですから、いずれの場合もまずは相談してみることをお勧めします。

20代で転職回数の多いケースは、現在専門の転職エージェントサービスがあるので、そちらを検討することをおすすめします。

20代で転職回数多くても就職出来る!本気で就職したい人は就職支援サービスを使おう

おすすめ転職エージェント

転職エージェントには様々ありますが、大きく分けると様々な業種、職種の仕事を取り扱う総合型と、看護師や介護士、薬剤師等の専門職を取り扱う専門型に分かれます。

前者の総合型は具体的に挙げると、リクルートエージェント、doda、パソナキャリア等が有名で、求人数も非常に多いです。

総合型は営業職から電気工事等の技術職、ソフトウェア開発まで様々な職種、業種を取り扱っていますが、看護師や介護士、保育士等の福祉関係の仕事は少ないです。

逆に後者の専門型の転職エージェントは、看護師系なら看護師のみ、介護士系なら介護士、薬剤師なら薬剤師というように、その仕事以外の求人はほぼありません。

なので看護師や介護士、薬剤師等の専門職の仕事を探す場合は後者の専門型エージェントを利用することをお勧めします。

それ以外は求人数が多く、実績もある総合型の大手転職エージェントがお勧めです。

求人数、実績が業界最大級のdoda

dodaは全国10万件以上の求人数を誇るほど求人の数が多いため、自分が求める企業、自分にマッチする企業を探しやすいです。

業種、職種も様々で営業職からSE職、企画、事務、医療系、金融系まで揃っているので自身の経験、スキルを活かせる仕事がきっと見つかるでしょう。

転職エージェントはこれを利用すればほぼ解決する、と言っても過言ではありません。

dodaは全国にたくさん求人があるため、拠点数も多く、近場で利用しやすいのも特徴です。

幅広く対応してくれるパソナキャリア

パソナキャリアは派遣会社としては知名度の高いパソナグループが提供する転職エージェントサービスです。

求人数や規模そのものはdodaに及ばないものの、その反面一人一人のサポートは他の大手転職エージェントに比べて充実しています。

また、他社に比べて幅広く対応してくれるので、自身のキャリア、職歴にあまり自信がない人に特におすすめです。

※ただし正社員経験のない人、転職回数が多すぎる人等は紹介出来る求人がない可能性があります。

パソナキャリア

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