フリーターの末路は最悪の場合生活保護という現実

最悪の場合、と書きましたがむしろほとんどのフリーターがそのまま就職せずに高齢者になれば最後は生活保護になるんじゃないかと思っています。

というのもやはりフリーターの多くが貯金をせず(出来ず)、年金も払っていない、更に結婚せず子どももいないとなると、将来働けなくなった時にホームレスになるか生活保護になるかしかないですから。

でもそれってそんなに悪くないかも。

というのも生活保護者の末路はそんなに悪くないからです。

目次

厚生年金がないと終わる

同じフリーターでも厚生年金(給料から天引きされる年金)に加入出来る仕事を選んでいる人は半ば強制的に年金を払っているわけですから将来きっと年金を受け取ることが出来ます。

しかし自分で納付する国民年金の場合、自発的に納付する必要がある上に納付額も高額なため多くのフリーターが払っていないのが現状です。

私もフリーター時代は支払っていませんでした。ただでさえ給料が安いのに貰えるかどうかもわからない年金に毎月1万5千円はキツ過ぎるんですよね。

20代のうちに将来を見越してこれをしっかり払える人ってきっと少ないと思いますしむしろそんな安定的で堅実な思考の持ち主ならフリーターなんてやっていないと思います。

だから国民年金の納付率って免除・猶予期間を除いた数字で約60%、それらを含んだ実質の納付率は約40%ほどしかないんですよ。

国民年金納付率63%に改善 14年度、実質は40%で横ばい

学生や猶予期間を申請している人を除いても実に10人のうち4人が国民年金を支払っていません。

彼らが将来このまま年金を支払わないとどうなるかというと、身体を壊して働けなくなった時も、それが理由で仕事を辞めざるを得なくなった時も退職金等1円も出ず収入は完全に途絶えてしまいます。

これは高齢にならずとも若いうちでも同じことが言え、仕事が出来ない状態になると大半が国や家族の援助なしに生きることは出来なくなります。

余談ですが年金をしっかり納付している人は年金が受給される前に障害等で働けなくなった場合、障害年金が降りる場合があります。私の同い年の知人にも仕事で片目を失明して障害年金を受給しています。

正社員でも老後の年金は少ない

一生フリーターでいると将来ヤバイと言われるのは何故か。老後を考える。

でも書きましたが、現代はすでに厚生年金をしっかり払っている会社員でも老後の生活が非常に貧しい事態に陥ってます。

というのも現在厚生年金の受給額は月額にして平均14万円ほどでフルタイムのアルバイトの収入ほどしかありません。

※ちなみに国民年金のみだと月額6.5万円程度

更にこの金額は総支給なのでここから健康保険や介護保険、所得税が天引きされてしまいます。

住宅ローンを払い終わって住宅費がほとんど掛からない状態にあればこれでも十分生活出来ると思いますが、一人暮らしで家賃生活だとかなり苦しい生活を強いられます。

だからそれなりに所得の高い会社員は定期預金をしたり個人年金保険に加入するなどして老後に備えます。

現状で何の準備もせず年金暮らしをしている人は真面目に年金を納めていても相当貧しいはずです。

生活保護になるとどうなるか

今はまだ表面化していませんが今後20年以内くらいに今の40代~50代のフリーターが65歳を迎える頃には生活保護の増加が社会問題になっていることが予想されます。就職氷河期世代が高齢になる頃には生活保護費が実に5倍以上に膨れ上がるという見方もあります。

国民年金の納付期間5年延長 自営業者や無職、フリーターに厳しい未来

今は生活保護世帯の生活はワーキングプア層(食べるだけでやっとの生活をしている貧困層)より豊かだということが問題視されるくらい恵まれていますが今後これが保護費が増加し続ければどうなるか分かりません。

ただ現在の法律では生活保護になるとそれ以上収入を増やすことは(不正をしない限り)実質不可能で、まさに飼い殺し状態。仕事もしていないわけですし知人、友人もほとんどいないでしょう。

生活保護受給者が競馬やパチンコに走ってしまうのはそのためです。他にやることないんですよ。そういう娯楽がないと逆に精神崩壊しちゃいますから。

生活保護者の末路はそれほど悪くはない

では「生活保護者」は最終的にどうなるか?

というとこれはもう生活保護になった時点で原則最終局面を迎えているので、それが老後どうなるかというと何も変わりません。

国が崩壊しない限り生活保護の受給は続きますし、国が崩壊すれば生活保護をもらっていようがもらっていなかろうが、今の生活を維持することはできないですから、考えても仕方ないことです。

生活保護は悪質な違反でもしない限り打ち切られることもないので、受給者になった時点で「将来的にヤバイ」ということもなく、それ以上極端に生活が悪くなることもありません。

ある意味最強なのです。

社会保険のある会社に入ろう

せめて社会保険のある会社に就職した方が絶対楽になると思います。

同じ非正規雇用でも健康保険、厚生年金が付いている会社とそうでない会社では貰える金額は同じでも意味が違います。社会保険の掛け金は給与支払い者が約半分負担してくれているわけですから。

すぐに正社員で働きたくない場合は一旦派遣社員で働くのもありだと思います。

派遣ならフルタイムでなくても中長期契約ならだいたいの会社で社会保険を掛けてくれます。義務のようですね。

派遣→直接雇用を前提とした紹介予定派遣という働き方もあります。

少しでも将来を考えているなら年金は払った方がいいです。

私達の世代は「自分が高齢になる頃には年金制度が破たんして年金がもらえなくなっている」と考える人も多いですが年金制度が破たんする可能性は極めて低いです。

というか年金制度が破たんする時は日本という国家が終わっている時です。

年金を支払わないということは国民を裏切る行為ですから優先順位はとても高いんですよね。それこそ生活保護とか国が管理する公共施設とかそんなもんよりもずっと。

優先順位を考えると年金が支払われなくなるより先に健康保険が破たんするでしょう。

年金制度が破たんするなんて都市伝説です。お金儲けたい保険会社とかが不安にさせているだけです。

まあ、給付額が減るのは間違いないと思いますけど払った分損をするなんてことにはまずならないでしょう。

20代なら就職支援サービスを利用しよう

20代の場合、フリーターを専門とする転職サービスがあります。

ジェイックは未経験OKの求人が多数あり、フリーター、ニートの利用者の80%を就職成功に導いています。

現在日本は人材不足になりつつあるため、若い人材というだけで比較的重宝されています。

しかし30代を過ぎるとやはり需要はなくなり、就職が厳しくなるのが現実です。

実際ジェイックも対象は20代までとなっており、それを過ぎると利用できません。

特に長期的にフリーターをやっている人は20代のうちに一旦正社員として就職しましょう。就職してからどうすれば良いか考えれば良いです。

ジェイックの詳細を見てみる

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