バイトやパート、派遣社員等で長く働いていると正社員の話が来ることってたまにありますよね。
いきなり正社員とはいかなくても準社員とか契約社員に・・・という話は珍しいことではないと思います。
おそらく多くのフリーターは出来たら正社員で働きたいけどそれが難しいから仕方なくフリーターをやっているという状況だと思います。
なので「正社員になる?」っていう話が来たら迷わず「喜んで!」と言いたいところですが、そう簡単に話を勧める気が起きないケースもありますよね。
正社員になると、
- 残業が増える
- 残業代が出なくなる
- 休みが自由に取れなくなる
- 責任が重くなる
等といったことが懸念されるのでこのままでいたいなあってこと、よくあると思います。
私も派遣でスーパーに勤めていた時、準社員での直接雇用の話があったんですがあまり気が進みませんでした。
でもフリーターだと今後正社員になる機会がないかもしれない・・・
悩みどころですよね・・・
若いうちは慎重になってもいい

私達(29歳前後)が高校や大学で就活していた頃と、これから就活する人ってかなり事情が変わってきてるんですよね。
私達が就活していた頃は有効求人倍率は1.0以下(求職者1人に対して求人数が1件を切る状態)だったんですが、近年は1.3(求職者1人に対して求人数が1.3件)程度を推移しています。
一般職業紹介状況(平成27年12月分及び平成27年分)について
完全失業率も5年~10年ほど前までは4%~5%程度でしたが今年の1月のデータでは3.2%まで回復しています。
労働力調査(基本集計) 平成28年(2016年)1月分 (2016年3月1日公表)
つまり今は私達が就職活動をしていた5年~10年前と比べればはるかに就職しやすい時代にあると言えます。
特に若い世代(20代まで)の場合、若年層の人手不足は多くの業種で懸念されているためたとえフリーターでも雇いたいと考える企業は少なくありません。
その証拠にフリーターや第二新卒者を専門に扱う民間の転職支援サービスもあるくらいですから、今ならフリーターでも結構選べる立場にあるわけなんですよ。
もちろん今後どうなるかなんてわかりませんが今はそれほど焦る必要はないんじゃないかなあと思うわけです。
小売、飲食なら十分チャンスはある
特に私の場合もそうだったんですが、小売業や飲食業、サービス業の場合、正社員になれるチャンスはいくらでもあるんですよね。まあこれも若いうち(30歳くらいまで)に限られるのかもしれませんが。
だからスーパーやファミレス、ファーストフード店等で正社員の話が来ても蹴って大丈夫なんですよ。
これら店舗ビジネスって慢性的に人手不足なので雇用の入り口は広いですし年収もどこも似たり寄ったりなので、いい加減正社員にならなきゃって思った時に就活すれば結構なんとでもなります。経験があるわけですしね。
だから20代のうちは「このチャンスを逃したら・・・」と深く考える必要はないです。
焦ってブラック色の強い職場で正社員になってもあんまり意味がないですし。
と私は思ったのでスーパーの誘いはお断りしました。まあそこはブラック色はあったけど総合的に働きやすかったのでそのまま就職しても良かったんですけどね。
働きやすい職場なら乗ろう
バイトやパート、派遣→正社員の優位性は何と言っても知っている会社で定職に就けることなんですよ。これは上手くいけば理想的なんですよね。
何故なら「どこで働くか」で最も重要なのは給料よりも仕事の拘束時間よりも「働きやすさ」なんですから。
バイトやパートから正社員になる場合、確かに責任の重い仕事を任されることも多くなってくるとは思いますが、それでも基本的に「誰と働くか」はほとんど変わらず正社員に昇格しても「働きやすさ」も維持出来るんですよね。
だからバイトやパートで働いていて「働きやすい」と思う職場はもうそのまま出来ることなら就職した方がいいんですよ。
で、一度社員になってみてやっぱり「しんどいわー」って思ったらやめたらいいんです。そうなる人って実は少なかったりしますけどね。一度バイトとして働いてきているわけですから。
その前にそんなお声が掛からない(余談)

その前にどこで何年バイトで働こうが一向に正社員や準社員、契約社員の話すらないという人はもう少し頑張って働いた方が将来のためになるかもしれません。
最近の企業って結構人手不足気味で若い社員を欲しいと思っているところも多いんですよ。
だけど会社って一度人を雇ってしまうと法律上辞めさせることが難しいので採用する時はかなり慎重になってしまうんです。
だから最近はバイトやパート、派遣社員を積極的に正規雇用にしていこうと考える企業も少なくありません。使える人材かどうか知った上で判断出来るわけですからね。
それなのに全くそういう話が来ないのはバイトで働いているにも関わらず全く必要とされていない可能性があります。
もちろん働く会社によりますしバイトを社員に昇格させたこともなければさせる気もない会社もたくさんあるわけですから一概には言えませんよ?
でも「バイト→社員」が定着している会社で、先輩にも何人かそういう人がいる会社で長く働いているにも関わらずそういう声が掛からない場合、会社に必要とされていない可能性があります。
なのでもっと頑張って働いてみてください。
といっても毎日一生懸命必要以上に頑張る必要はありません。
遅刻、欠席、早退をせず、与えられた仕事をしっかりこなし、急なシフト変更に対応する。
それだけで頼りになる人材と見られる職場はたくさんあります。
たとえその職場で正社員になる気はなくてもそういう話があるだけで余裕も生まれますし自信にもつながります。
少しだけでいいですから、人より頑張ってみてはどうでしょうか。
20代後半で就職した元フリーターはこの度、メンファッションのレンタル事業を始めました。
スーツのレンタルは行っていませんが、オフィスワークや面接などでも使いやすいビジネスカジュアルは取り扱いがあります。