就職試験

フリーターは自己PRで何をアピールする?書き方について解説

面接時はもちろん職務経歴書でも必要なこの自己PR。

自己PRってなんだか抽象的で難しいですよね。

なのでまずは自己PRの定義を明確にします。

ネットで検索しても「自分をアピールすることだ」みたいなことを書いているのをよく見ますが、自己PRのPRは厳密にはアピールを意味する言葉ではありません

自己PRのPRは英語の「Public Relations」で、翻訳すると「広報」となります。

なので本来自己PRは自分を他者に報告する、つまり自己紹介に近いニュアンスで捉えられるべきはずの言葉なんですが、どこから捻じ曲がった解釈がされるようになったのか「アピールする」、「主張する」、「訴える」という行為に近いような捉え方をされています。

余談ですがアピールは英語で「appeal」と書き、直訳すると「求める」、「訴える」、「上訴」のような翻訳がされます。

先に結論を言うと…

現在フリーター向けの就職支援サービスがあるため、

  • 効率よく就職活動をしたい
  • 出来る限り自分に合った会社で働きたい
  • ブラック企業で働きたくない

と考える方は無料で利用出来る就職支援サービスを利用すると良いです。

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自己PRの3つのポイント

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詳しくは後述しますが、自己PRは模範的な回答例を丸写ししてはいけません。

当然ですが部活でキャプテンをやったことがない人はそれを書くことは許されません。経験のないこと、思ってもないことを書くのはNGです。

自己PRは自分をPRするものなので、それぞれ人によって書き方、書く内容は全然違います。

実際に書く前に自己PRでは何を書くべきなのか?

どう書いていくべきか?

ポイントは以下の3つです。

自己PRできる道筋を作る

職務経歴書で自己PRの項目を入れたい場合や面接時の答えを用意しておきたい場合、自己PRが出来るようにあらかじめ道筋を作っておく必要があります。

そもそも企業に応募する際、その会社に応募する理由の一つに、

「この会社なら自分の能力を活かすことが出来る」

「会社に貢献することが出来る」

という要素が必要です。

逆に会社側から見れば、

「この人なら役に立ちそうだ」

と思った人を採用するわけで、当の本人が「自分は役に立つ」と思える要素がないなんて話になりません。

端的に言うと、

「私を雇うとこういうメリットがありますよ」

と伝えるのが自己PRの役割です。

 

一つ例を上げると、

「私は接客業の経験を通じて初対面の人でも気軽に話しかけることが出来るようになり、今ではお客様の様子を伺ってこちらから先導的に案内出来ます」

というような前職の経験、スキルを持っていれば「私は貴社で役に立ちますよ」とアピールすることが出来る。これが自己PRの目的です。

逆に何一つアピール出来るポイントがなければ自己PRをすることはできません。

「自分の能力を活かすことができる」とアピールする

自己PRは自己紹介にニュアンスが近いですが、決定的に違う点があります。

それはプラスに見せるためのものであるという点です。

自己PRは自分を紹介することで相手にプラスに評価してもらう必要があります。

極端なことを言うと、自分がその会社にとってプラスとなるポイントであるなら何でも自己PRとなるわけです。

例えば年齢も若手の人材が貴重な業種なら「若い」というだけでプラスになるのでそこを全面的に押し出せばPRになります。

学生時代、つい最近まで運動をしていたので体力には自身があります。

という感じ。

日本人を求める外国の企業なら日本人というだけでアピールポイントとなるわけですし、どんなに高齢でも経験を求められるならその経験がアピールポイントとなるわけです。

新卒者の場合、働いた経験がないので勉強や資格、部活や学校の行事でPRするしかありませんが、既卒のフリーター、社会人の場合、基本的には前職の経験でアピールするようになると思います。

もちろんそれ以外に何か活動していて、それが「貴社で活かせる」と判断できるならそれをPRすれば良いです。

持っているもの以上の自己PRはできない

自己PRは「自己紹介」に近いニュアンスであると考えると、自己PRは自分を本来の自分以上によく見せるためのものではないという事が分かります。

面接手法などに関わる多くの記事や書籍などでは美しすぎるほどのサクセスストーリー、成功談を模範解答例として紹介していますが、普通そんな経験ないですよね。今まで一度たりともリーダー的な立場になったことがないという人も多いはずです。

特に長年フリーターをやっていたりすると、

「アピールできる経験なんてない」

「人に自慢できるような仕事経験なんてない」

となるのが普通だと思います。私もそうです。

自己PRは自分を本来の自分以上に大きく見せるためのものじゃないのでなければ「ない」となるのが普通です。

例えば医療に全く携わった経験がなく興味のかけらもない人が、医療関係の仕事の面接を受けたとします。

その際に「自己PRをしろ」と言われても全く経験もなく知識もない、興味さえない分野で自分をPRしようとしても出来ないんです。

持っているものが何もなければ出すことは出来ません。

自己PRとは自分が持っているものを出すことなんです。

例題を参考するよりも自分の経験を振り返ろう

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ここまで読んで頂けた方はもうお分かりだと思いますが、自己PRはネットや書籍などで紹介されている例題が本当に参考になりません。なるとしてもせいぜい文章のボリューム(文字数)の目安と組み立て型くらい。中身は何も参考にならないでしょう。

なのでここでは例題の紹介はしませんが、基本的な構成例を紹介します。

1.前職や仕事外で経験したこと、身に付いたスキルなどを書く

2.1を得た経緯、苦労した点、エピソードなどがあれば書く

3.1がどのように応募する会社で活かせるかを書く

という順で書くとまとまりがよく分かりやすく自己PRを書けると思います。

特に活かせるというのがポイントです。ここがないとただの独りよがり、自己満足になってしまいます。

身に付いたスキルがコミュニケーション能力や忍耐力、問題解決能力等であればほとんどの業種、職種で活かせるので使いやすいかも。

バイトや派遣の経験も役に立つ

正社員経験がなくてもバイトや派遣の仕事経験は実は結構役に立ちますし、企業側としても全くのゼロポイントというわけではありません。

特に関連する業種、職種であれば十分アピールできるポイントとなります。

営業職への就職の場合、バイトの接客経験があるとないとでは大きく変わってきます。

前職はアルバイトではありますが、接客の仕事に従事していました。初対面のお客様へ商品のメリットやデメリット、利用方法等の説明をすることは得意です。

営業の経験はありませんが、接客のスキルを活かせると考えております。

まずは今までの自分の経験、スキルが就職先に結び付かないか、考えてみましょう。

そもそも自分が「この会社に就職したい」と思って臨むわけですから、何かしら活かせるものがあるはずです。

どうしても思いつかない場合

前職やそれ以外で仕事に活かせる経験がどうしても思いつかない場合はその経験を作るしかありません。

例えば資格なんかもその一つです。

資格さえ取ってしまえば、「計画を立てて計画計画通りに遂行して資格取得を達成した」ということをPR出来ます。

IT関係ならソフトウェアやウェブサイトを作ってみるとか、介護等の福祉系ならボランティアに参加すると良いです。

まだバイトや派遣等で在職中ならこれからアピール出来るポイントを作れるような働き方をすると良いでしょう。

自己PRはあくまで自分の紹介に過ぎないので何も持っていない人はPRすることが出来ません。

会社に活かせる自分の能力を何一つ持っていない人はよほど人材に困っていて誰でも採用したい会社でもない限り採用されません。

何か一つでも良いので自分の武器になるスキル、経験を身につけましょう。

就職支援サービスで相談する

フリーターはアピールできるものを持っていないので、自己PRに限らず面接や書類をどうするべきか悩むことが多いと思います。

「正社員として就職したいけどどうして良いかわからない…」

「受かる気がしない」

という場合は就職支援会社、人材紹介会社を利用することをお勧めします。

求人が大量に載っている求人サイトとは違い、人材紹介会社は面接や書類対策等、就職に関するアドバイスをしてくれるので就職率が高いです。

人材紹介会社はリクルートやパソナ、DODA等が有名ですが、フリーターの場合はフリーターを専門とするサービスを利用することをお勧めします。

ジェイックはフリーターや第二新卒者(一旦就職したもののすぐ退職してしまった人)を専門とする人材紹介会社で、「入社後3カ月で退職した人」の内定実績もあります。

特に経歴に自信のない人は一度相談してみることをお勧めします。

就職活動は一人でやると振り返りが出来ないので、自分を改善することが出来ず長丁場になりがちです。

人材紹介会社は求職者側は無料で利用できるので、真面目に就職したいと考えている人は利用してみてください。

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umi
フリーター、会社員を経て現在フリーランスに。自分でも信じられないよくわからない生活をしています。Twitterによく生息しています笑
身だしなみを意識して見た目から変えよう

20代後半で就職した元フリーターはこの度、メンファッションのレンタル事業を始めました。

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