長い間フリーターやっているといざ就職したくっても中々難しいです。
私は5年ほどフリーター経験がありますが今の会社に受かるまでは結構頑張りました。まあ私の場合職歴がものすごくあって「よく採用したなあ」と言いたいところですが。
ただでさえ就職難の時代にフリーターが就職するってのは相当難しいです。普通に書類出して面接受けていては何十社受けても受かりません。
何も持たないフリーターが就職するにはまず応募する前に下準備が必要です。
よく大学生の就活で「100社応募してダメだった」というような話を聞きますが、あれは下準備を何もしていない、していても方向が間違っているため上手くいかないんです。
応募する前から50%は決まっている!?
もう少し就職するための下準備の重要性を掘り下げます。
就職活動は面接試験や筆記試験といった「試験」という言葉が付くため忘れがちですが、本質は働きたい人と人手が欲しい企業のマッチングです。
そのため、どんなに勉強が出来る人でも希望する会社が高学歴の人は雇わないと決めていたら絶対に受かりません。
以前私が勤めていたカラオケ店のアルバイトに早稲田大学卒の専門学生がアルバイトの面接に来ました。しかし採用はしませんでした。何故ならその前に面接に来たフリーターの人の方が時間に融通が利くのでやりやすかったからです。
どんなに優秀な人でもその会社が求める人材でなければ採用されません。しかし逆にいえばフリーター、資格なし、経験なしでも必要とする会社があれば受かる可能性は十分あるということです。
だけどそういう会社って当然誰もやりたがらない業種や離職率の高いブラックな業種の可能性が高いです。
「そんな会社には就職したくない!」
っていう人は誰でも取る会社以外で採用されるために自分を磨く必要があります。
資格勉強をしてみよう!

というわけで就職活動を始める前に何か資格勉強をしてみましょう。実にありがちでとてもシンプルで誰にでも出来ることです。
ちなみに私も今の会社に就職する前に「ITパスポ―ト」という割と誰でも取れる資格を取得しました。資格自体は役に立っているわけではありませんが、学んだ知識が今の会社では少なからず役立っているので勉強してよかったです。
別に資格自体をとれという意味ではありません。いやまあ取れた方がいいとは思いますが。
ただ単純に就職試験に挑むなら必要最低限その仕事のことを知っていた方が面接等でも有利に話が進みます。
例えば面接では下記のようなことを聞かれることが多いですよね。
「何故この会社に応募したんですか?」
「未経験なのに何故この仕事をしようと思ったんですか?」
「入社してどんなことがしたいですか?」
「困った時どうしますか?」
その仕事、その業界を知っていればこれらの質問に答えることは容易です。面接する側からみても事前に勉強している人からは熱意を感じますし言葉一つ一つに説得力もありますよね。
事務職なんて特に特徴がなさそうなイメージですが、簿記や会計を勉強していれば何が面白くて何がしんどいってこともある程度分かってきます。
中身を全く知らない状態では何を聞かれても上辺だけの回答しか出来ません。
資格自体あっても使えないという声は多いですが、資格という肩書き以外にも勉強するメリットは実は結構あります。
採用する側としても全く何も持っていない人よりその仕事に関する資格を持っていた方が熱意も伝わります。
出来ることなら体験してみる

難しいことが多いかもしれませんが可能な限りやりたい業種、やりたい仕事に近いことを経験してみるのが一番良いです。
もしプログラマーやウェブデザイナー等ならパソコン一台あれば出来ますよね。
医療や介護関係ならボランティアをやってみるとか、派遣やアルバイトがあればそれに応募してみるとか。
経験することは就職に受かるためもそうなんですが、それ以上に自分がその仕事を長く続けられるかどうかの見極めが出来るのでとても大事だと思っています。
自分で経験してみて、それでもなおその仕事をやりたいと思うならホンモノですしその熱意は必ず伝わります。
もし「やっぱ辞めとこうかな」と思ったならば、その仕事始めから受けなくて正解です。どうせ就職するなら長くいたいですしやりたくないことをやるのはしんどいですから。
そういう意味で事前準備ってすごく大事だと思いますよ。
20代後半で就職した元フリーターはこの度、メンファッションのレンタル事業を始めました。
スーツのレンタルは行っていませんが、オフィスワークや面接などでも使いやすいビジネスカジュアルは取り扱いがあります。