いざパートナーを探して婚活に臨んだ際に、壁となりやすいのが「最初のデート」「お見合い」です。
「初対面の異性と二人きりの状況が苦手で、会話がうまくできるか心配」という方は少なくありません。
では、最初のデートでうまく会話するにはどうすればよいのでしょうか。
この記事では、結婚相談所のお見合いやデートで意識しておきたい会話のコツを紹介します。
あらかじめ会話の流れをイメージしておこう

会話が苦手な人が、ぶっつけ本番で顔合わせに臨んでもうまく話せないことは多いです。
あらかじめ、会話の流れをイメージし、ネタを用意しておくことが大切です。
とはいえ、流れを完全に予想することはできないので、要所要所のツボを押さえておきましょう。
挨拶から最初の1分で印象が決まる
お見合いでは、対面時から最初の1分で第一印象が決まります。
ここで「ナシ」と判定されると挽回は難しくなるため、好印象を与えられるよう頑張りましょう。
とはいっても、特別なことは必要ありません。
大切なのは、相手の目を見てにこやかに挨拶すること。
にっこり笑って「こんにちは、よろしくお願いします」と明るく伝えられればOKです。
さらに、会話の掴みとして、ちょっとしたジョークを用意しておくとベストです。
「今朝は寝ぼけてて歯磨き粉で洗顔してしまった」など、失敗エピソードをユーモラスに伝えると、お相手の緊張も適度にほぐれますよ。
このあたりの会話のネタは最初からいくつか持っておくと使えるので、あらかじめ用意しておくことが重要です。逆に用意しておかないととっさに出てきません(笑)
ただし最初からクセの強い会話を繰り出すと悪印象を持たれてしまう可能性があるため、できるかぎり無難で当たり障りのないあるあるネタなどを準備しておくのがおすすめです。
- 今朝は寝ぼけてて歯磨き粉で洗顔してしまいまいた。たまにありません?(笑)
- 会社と逆方向だったので、間違って会社の方に乗ってしまいそうになりました。
基本は趣味や食べ物の嗜好などの話をする
初対面で何を話すかは迷うところですが、まずは趣味や食べ物など、当たり障りのない話をしましょう。
いきなり突っ込んだ話をすると「距離感のわからない人」「馴れ馴れしい」と思わせてしまうため、お相手から話題が出ない限りは控えます。
おすすめは食べ物の話です。
好きな食べ物がない人は少ないため話を広げやすいですし、二回目のデートがある場合はお店選びの参考にもできます。
婚活、恋愛の話は相手から引き出せるとベスト
話題として注意が必要なのが、婚活や恋愛の話です。
基本的に、お見合いの場では男性側から露骨に恋愛の話を振るのはNGと考えてください。
ただし、女性の中には恋愛の話が好きな人も多いので、お相手の許容範囲を探りながら自然な流れで聞き出せる場合はOKです。
自信がない場合はいったん恋愛トークは封印し、お相手から振られた場合に限って聞かれたことだけ答えるようにすると安全です。
お見合いは1時間程度で済ませてスマートに会計
お見合いの所要時間は、1時間程度をめどにします。
会話のネタが切れて無言の時間が増え始めると徐々に気まずくなってきますし、お相手も疲れてくるためです。
会話が盛り上がっている場合でも、少し名残惜しいくらいでとどめておくと、次回のデートにもつながりやすくなります。
代金の支払いは、基本的に男性が負担しましょう。
割り勘OKの女性が相手でも、初回デートでは多少格好をつけた方が良いでしょう。
お会計でもたつくとスマートではないため、できればカード払いが望ましいです。
好印象な会話をする秘訣

お相手に良い印象を持ってもらうためには「何を話すか」も重要ですが、デート中の態度や仕草も大切です。
会話をより楽しくするためのコツを紹介します。
たまに目を合わせる
会話のノウハウ本などでは、よく「目を見て話すのが大切」と紹介されますよね。
この点は会話の基本なので、ぜひ実践して欲しいところです。
ただし、この「目を合わせる」というのは見つめることではなく、時折視線を交わらせる「アイコンタクト」を指します。
目を合わせずに話すと自信がないように見えますが、ずっと目を合わせるのも、お相手に「圧」を感じさせてしまうため、適度を心がけましょう。
「相手の目を見ると緊張してしまう」という人は、鼻の頭か眉間のあたりに視点を合わせるのがおすすめです。
相手の話をしっかり聞く
あくまで傾向の話ですが、女性は話好きの人が多いです。
緊張がほぐれてくると、女性からの発言も増えてきますので、そのときはしっかりと話を聞きましょう。
お相手の話を聞くのは、単に良い印象を持ってもらうだけでなく、相手がどんな人なのか知るためにも重要です。
女性の話のなかで出てきた情報を拾って深堀すると、さらに会話が盛り上がるきっかけを作れますよ。
ノンバーバルコミュニケーションを意識する
お相手との話のなかでは、ノンバーバルコミュニケーションを意識しましょう。
ノンバーバル(非言語)コミュニケーションとは、会話のなかでの「言語以外」を使ったコミュニケーションのことです。
話し方や仕草、表情などが、ノンバーバルコミュニケーションの主な手段です。
一説によると、対面で伝わる情報の93%は非言語によるものといわれており、そのうち声のトーン大きさ、話し方は38%を占めています。
話す内容は同じでも、声のトーンや表情に変化をつける、身振り手振りを交えるといった点に注意することで、より伝わりやすく、話しやすい雰囲気を作ることができます。
事前に用意しておきたい話題
会話慣れしていない人の場合、前準備なしで異性と二人きりになると、何を話してよいか分からない、という状況に陥ります。
そこで、ある程度会話の引き出しを用意しておくことがおすすめです。
当たり障りがない次のようなネタがおすすめです。
- お相手と共通の趣味の話(あれば)
- 食べ物や好きな飲食店の話
- 普段の持ち物について
- 好きな映画や本などの話
- 仕事の話
- 休日の過ごし方について
- 住んでいる場所や出身地のローカルネタ
事前にピックアップし、どんな内容を話すか決めておくとスムーズです。
相手に嫌われやすい要注意な話し方

お見合いで何度も断られている人の場合、無意識のうちに相手に嫌われる話し方をしているかもしれません。
嫌われやすい要注意ポイントを見てみましょう。
実は話の中身の良し悪しは「嫌われるような話し方をしていないかどうか」で決まってしまいます。
批判や指摘が多い
内容が間違っているか否かに関係なく、批判や指摘が多いとお見合いでは嫌われる傾向にあります。
自分では相手のためを思っているつもりでも、お相手は嫌な気持ちになっているかもしれません。
仮に正論であっても「お互いに楽しい時間を過ごす」という点ではふさわしくありません。
たとえ自分と違っていても、正しくないと思っても批判や指摘をしない癖を身に着けることが重要です。実はこれができるだけで恋愛はもちろん、対人関係全般が格段に良くなります。
特に初対面では絶対に避けましょう。
上から目線のアドバイス
聞かれてもいないのにアドバイスするのも避けた方が良いです。
「こうすればよかったのに」という形でのアドバイスは、自分の行動の欠陥を非難されているように取られることもあり、不快に感じる人も少なくありません。
何より、話を少々聞いただけで出てくるアドバイスは、すでに検討済みのことも少なくありません。
デートの場では相応しいとはいえないため、求められない限りは静かに話を聞くことに徹しましょう。
すぐ自分の話に持っていく
話の流れをすぐに自分の方に持っていくのも良くありません。
自分の話をすることは良いのですが、お相手の話を最後まで聞かずに腰を折ったり、自分の話だけを延々とし続けると、不快感を与えてしまいます。
「つまらない人だな」と印象付けることにもなりかねません。
あくまでキャッチボールであることを意識し「〇〇さんはどうですか?」と早めに投げ返してあげることが大切です。
目を合わせない
目を合わして話せない方は悪印象しかありません。
コミュニケーションの基本ですが、目を合わせて話すことが苦手な人は多いです。
これも意識して直さないとなかなか難しいんですよね。
ただこれに関しては批判や指摘、無駄なアドバイスに比べるとNGレベルは低いです(笑)
雑談練習でコツを身に着けよう
会話の基本的なポイントをご紹介しましたが、慣れていない場合はいきなり本番で意識するのは難しいかと思います。
大切なのはこれらが自然に実践できることです。
まずは友人や家族を練習台として、ご紹介したテクニックを実践してみてください。
身についてきたタイミングでお見合いに臨めるよう調整できると理想的です。
事前に用意することを忘れないように
- 合って1分くらいで話せるネタを用意しておく
- 趣味や食の好みの話をする
- 批判、指摘をしない
- アドバイスをしない
- 自分の話ばかりしない
- ある程度目を見て話す
これだけで格段に会話がうまくできるようになりますが、これらは事前に準備してトレーニングを積まないとうまくできません。
人と他愛も無い話をする機会があれば、常に心がけてみてください。
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