男性向け!ベルトの選び方とコーデ方法

男性のファッションを考えるうえで、意外と難しいのがベルト選びです。

家にあるものを適当に付けている、という男性も多いのではないでしょうか。 ベルトはいわばファッションの名脇役。

アイテム選びで全体の印象を左右するため、場面に応じたものを使い分ける必要があります。

では、具体的にどのようにベルトを選べばよいのでしょうか。 基本の考え方と、おすすめのコーディネートを紹介します。

目次

男性向けのベルトはカジュアルとフォーマルの二種類

ベルト選びでまず考えなければならないのは、どういったシーンで着用するものか、という点です。

パンツやジャケットと同じように、ベルトにもTPOが存在するため、場面に合わせたアイテム選びを心掛けましょう。

フォーマル、カジュアルの順に、適したベルトのデザインを紹介します。

フォーマルなシーンに合うベルトとは?

フォーマルなベルト

スーツと合わせる場合など、ややフォーマルな装いが求められるときは、ベルトも相応のデザインのものが求められます。

素材

基本的には、素材に革かフェイクレザーが使われているものを選んでください。

布製のものなどもありますが、カジュアルな印象が強くなるため、フォーマルシーンでは避けた方が良いでしょう。

黒またはブラウンのものを選んでください。 パンツの生地の色に対し、ベルトが浮かず悪目立ちしないようにするのがポイントです。

デザイン

次に注意したいのが、ベルトの太さです。 太めのデザインのものはカジュアルな印象を与えやすいため、やや細めのものを選ぶのが無難です。

バックルの種類もいくつか存在しますが、もっとも無難なのは一般的なピン式、次にトップ式です。

トップ式のバックルを選ぶ際は、悪目立ちしないデザインか注意しましょう。

また、ベルトの幅に対してバックルが大きすぎるものも、ベルトが目立ちすぎるためフォーマルでは適しません。

カジュアルなシーンに合うベルトとは?

カジュアルなベルト

カジュアルシーンで着用するベルトは、基本的には好みで選んで問題ありません。 ここでは、一般的なきれいめファッションに合わせやすいデザインを紹介します。

素材

素材は布から革までさまざまですが、品よくまとめたいのであればやはり革がおすすめです。

また、カジュアルシーンでは、革や布を編んで作ったメッシュベルトもおすすめ。 編み目の大きさによって印象が異なりますので、好みのものを選べる楽しさがありますよ。

カジュアルシーンでも、合わせやすいのは黒や茶色、ネイビー、グレーといったダークカラーです。

ダークカラー一色のベルトではフォーマルな印象が強くなりすぎるのでは、と心配な場合、ベルトのステッチ(縫い目)に、生地の色と異なる色の糸が使われているものを選択肢に入れてみてください。

例えば、ダークグレーに白の縫い目が入っているものなどは、縫い目が適度なアクセントとなり、ほどよくカジュアルダウンできます。

デザイン

フォーマルでは細目のベルトがおすすめですが、カジュアルシーンなら幅の広いデザインのものもOKです。

幅が太いと男性らしくがっしりとした印象になるため、ファッションに応じて調節してみてください。 ただし、太すぎるとパンツのベルトループに通らないこともあるため注意が必要です。

バックルのデザインは、フォーマルでもおすすめのピン式(シングルピンバックル)のほか、ピンが二本ついているダブルピンバックルなどもOK。

バックルが悪目立ちしないようにだけ注意し、好みのものを選んでみてください。

ベルトのサイズは穴のポジションを目安にする

ベルト選びでおろそかにされがちなのが、ベルトのサイズです。 「ベルトにサイズなんかあるの?」と思う方もいるかもしれませんね。

ベルトのサイズは、空いている穴のポジションで確認してください。

真ん中の穴で締めたときにちょうどよい締め具合になるのが、自分に適したサイズです。

最端の穴で締まれば着用自体は可能ですが、ウエストサイズの変化に対応しきれないことがあります。 体型が変わったときに買い替えずに済むよう、余裕を持ったサイズを選ぶのが望ましいです。

メンズファッションでおすすめのベルトのコーデ

ここまでベルト選びのコツを紹介しましたが、実際に購入する際は「パンツと組み合わせたときにどう見えるか」も非常に重要です。

一般的なパンツのデザインに合うベルトの組み合わせを三種類紹介したいと思います。

黒やグレーのパンツに合うベルト

スラックスの色としておなじみの黒やグレーには、黒や茶色、ネイビーのベルトがよく合います。

とくに、黒とダークブラウンは、ビジネスからカジュアルまで使い回せる万能選手です。 一本持っておくと活躍してくれます。

ベルトの色は、パンツの明度(色の明るさ)と揃えるとよくなじみ、反対に差を持たせるとベルトが目立ちます。 無難に仕上げたいのであれば、黒のパンツにはネイビーやダークグレー、といった具合に明度を揃えてみてください。

反対に、ベルトで印象を変えたい場合や、ベルトが主役のコーデにしたい場合はわざと異なる明度のものを選ぶのも楽しいですよ。


ベージュのパンツに合うベルト

ジャケパンスタイルでおなじみのチノパンを始めとしたベージュのパンツには、黒やネイビー、グレーなどダークカラーのベルトがおすすめです。

ベージュのパンツを採用すると下半身が明るくなりますが、濃い色のベルトと合わせることでコーディネートを適度に引き締めることができます。 なお、白系の明るい色のベルトもカジュアルファッションでは選択肢に入りますが、チノパンと合わせる場合はやや全体のバランスがとりにくく、中級者向けの着こなしとなります。

組み合わせられるアイテムが限られるため、ファッションに自信がないうちは避けた方が良いかもしれません。

デニムに合うベルト

デニムにベルトを合わせる場合は、茶色のものがよく馴染みます。 ネイビーや黒など濃い色のデニムには、同じくらいの濃さのダークブラウンがおすすめです。

一方、水色など薄い色のデニムには、ライトブラウンのベルトが適しています。 よりカジュアルな印象に仕上げたいのであれば、明るい色のデニムにライトブラウンのメッシュベルトもおすすめです。

デニムは、色の濃さや加工の有無で、カジュアル~きれいめまで大きく印象の変わるアイテムです。 ベルトを選ぶ際は、デニムのカジュアル度に合わせたアイテムを選ぶと失敗しにくいですよ。

パンツと同系統の色のベルトは合わせづらい

ベルトを選ぶ際には、色の系統に注意してください。 というのも、ベルトとパンツを同系統の色で揃えると、下半身のメリハリがつきづらくなるためです。

黒のスラックスに黒のベルトのみ例外的にOKですが、ネイビーのパンツにネイビーのベルト、白のパンツに白のベルトといった組み合わせは避けた方がよいでしょう。

ファッションに合わせて着用するベルトを変えてみよう

ベルト選びでは、着用シーンに合わせてデザインを考慮する必要があります。 基本的には、スーツと合わせる場合などフォーマルシーンでは、ダークカラーのやや細身のベルトを選ぶことをおすすめします。

また、パンツの色に合うかどうかも重要なポイントです。 パンツとベルトが同系色になることさえ避ければ、基本的にダークカラーどうしの組み合わせで大失敗することは少ないかと思います。

迷った場合は、実際に店舗でベルトをあてながら、色を比べてみるのがおすすめです。 今回紹介したコーディネートも参考に、組み合わせを考えてみてください。

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