特にこれまでファッションに興味のなかった男性がちょっとおしゃれなファッションのお店、ショップに入るのはなんか勇気が必要ですよね。
「自分なんかが入っていい店なのか」
「店員にすごい勧められて買わされてしまうんじゃないか」
そんな心配をしてしまう人は少なくないと思います。
今回はそういった「ショップに入りづらい」と感じる理由とその対策について解説します。
服屋に入りづらい4つの理由
対策を考える前にまず服屋に入りづらい理由について知っておきましょう。
その理由とは主に、
- 自分に適したショップであるかどうかわからない
- 慣れていない
- ファッションに対する自信がない
- 店員(対人関係)の問題
の4つのどれか及び複数に該当すると考えます。
自分に適したショップであるかどうかわからない
服屋に入りづらい最大の要因は、
「自分に適したショップかどうかわからない」「場違いかもしれない」
という気持ちが強いケースが多いです。
男性の場合、そもそもそのお店に男性向けの服があるかどうかもわからず、年齢層も自分に合っているかどうかわからないことは多いでしょう。
まず「メンズかレディースか」に関してはお店の前のマネキンとマネキンが着ている服で判断するしかありません。ここで男性向けのマネキンが飾ってあれば間違いなく男性向けの服が販売されています。女性しかない場合は女性向けのショップとなります。
年齢層については、百貨店やショッピングモールであれば、原則どの年齢の人が入店しても問題はありません。
例えばイオンモールやららぽーとなら、10代から60歳以上まで幅広い年齢層の人が利用するので、その範囲の顧客が来ることを各ショップは想定しています。
伊勢丹などの百貨店の場合、30代からそれ以上の年齢の人が想定されているので、おおよそどのショップでもその年齢層であれば問題はないでしょう。
エリアに関しては10代~20代が中心の原宿の場合、40代以上の人は場違いになってしまうショップは多いと思います。
アパレルショップは基本的にある程度、想定している年齢層はありますが、公式に「○○歳向け」という括りはないのであまり深く考える必要はありません。
慣れていない店に入るのには勇気がいる
メンズファッションのお店に限らず慣れていないお店や場所に行くのは勇気が必要です。
これは太古から限られた範囲での村で形成された集団で生活してきた、人間の本能的な感情が要因です。
家族や友人、知人しかいない小さい社会で暮らしてきた太古の人間社会では、村内以外の人間と出くわすのは他集団の村を襲う時か襲われる時、つまり外部の人間はすべて敵です。
私たち人類の感情は太古の人類、石器時代からほとんど変わっていないと言われています。
そのため現代では知らない人ばかりがいるファッションショップに行ってほぼ100%殺されないし怪我をさせられる危険がないとわかっていても恐怖感が沸いてしまうのです。
つまり慣れないお店に入るのは最初は誰しもが怖い、ということです。
私もいつも入る有名なセレクトショップやブランドショップは気兼ねなく入ることができますが、エルメスやブルガリ、カルティエといった高級ブランドのお店に入るのには勇気が要ります。
ファッションに対する自信がない
2つ目は自信の問題です。
先ほど「慣れていないお店に入るのには勇気が要る」と説明しましたが、例えば英語教室に入る場合、英語力に自信があれば教室へ入るのはそれほど勇気は要りません。
逆に英語に全然自信のない人が英語教室に入るのは、最初の問い合わせをする段階でかなり勇気が必要になってきます。
ファッションも同じで、ファッションに対する知識を持っていて自信がついていればすんなり入ることができます。
お店に入りづらい大きな理由の一つに、店員に「サイズはいくつくらいですか?と聞かれてすんなり答えられるかどうか不安」というのがあります。
また、自分が着ている服に自信がないと店員や他の客に「ダサいと思われているんじゃないか」と不安になります。
店員(対人関係)の問題
3つ目の理由は主に店員の問題です。
過去に店員にしつこく勧められたり、それが理由であまり必要のないものを買ったりしたことがある人も少なくないと思います。
こういう経験があると確かにショップなどには入りづらくなってしまいますよね。
また繰り返しになりますが、「サイズはどれくらいですか?」と聞かれるのが苦手な人にとってもこの問題は深刻です。
服屋に気軽に入れるようにするには?
現代はネット通販が盛んですが、服に関しては実物を見て、触って一度試着したいですよね。
やはりショップに行って選ぶのが一番だと思います。
では気軽に服屋に入るためにはどうすべきか?
「慣れていない」という問題に関しては「徐々に慣れていく」以外の対処法がないのでどうしようもありませんが、それ以外の2つの問題、
- ファッションに対する自信がない
- 店員(対人関係)の問題
については対策方法があります。
ファッションに対する自信を付けよう
まずファッションに対する最低限の知識を身に付けましょう。
最低限の知識を持っていれば店員に何か聞かれても答えられますし、答えられるという自信があれば不安要素も減るでしょう。
- 自分が着る服のサイズ
- 最低限知っておくべき服の種類
この2つくらいの知識は持っておきましょう。
服のサイズの基本知識
トップス(上の服)はS、M、Lが一般的です。ショップによってはサイズ表記が1~4みたいな数字になっているケースもありますが、SMLが一般的なのでサイズを聞かれたらそれを応えれば問題ありません。
ボトムス(ズボン)に関しては上記S、M、Lサイズの表記もありますが、現在ウエスト周りのインチ数がズボンのサイズとされていることが多いです。成人男性だとだいたい30インチ(76.2cm)前後が一般的で、だいたいMサイズくらいになります。
関連記事:ジーンズのサイズと選び方について初心者にもわかりやすく解説
服の種類について
服の種類については奥が深く、すべてを覚えるのは困難です。
アウター(上に羽織る服)に関してはジャケットとブルゾンの違いがなんとなく分かるくらいには理解しておきたいです。
服にある程度の理解があると、話しかけてくる店員のことを苦痛に感じなくなりますし、逆に話しかけられた方が楽に感じることもあります。
私の場合、試着したい時に店員がいないよりもある程度話しかけてくれるくらいの方が安心感があります。
店員の問題を解決する方法
どうしても、
「店員に話しかけられたくない」
「絡まれたくない」
という場合、店員があまり絡んでこない店を選ぶという解決方法もあります。
これに関しては同じブランドのショップでもお店によって変わってくるので確実なことは言えませんが、店舗が大きくてお客さんが多いお店は絡まれにくい傾向にあります。
また、イオンやららぽーとのようなショッピングモール内にある店舗はクレームがテナント貸主(イオンやららぽーと)にいくため、クレームに繋がりやすい接客がしづらい傾向にあります。
よって、慣れないうちはイオンやららぽーと等の大型のショッピングモールがお勧めです。
特にお客さんが多い土日だと店員が一人の客に張り付いて接客している、というようなことは起こりません。
「店員に執拗に絡まれたくない」
「店員が怖い」
という人は休日のショッピングモールがお勧めです。
特にH&MやGAP、ZARA等の海外ファストファッションブランドはユニクロと同様、店員が話しかけてくることはまずありません。
慣れないうちはそういったショップから徐々に慣らしていくのも良いと思います。
関連記事:脱ユニクロ!ファッション初心者におすすめしたい安価なブランド10選
店員に絡まれるのがどうしても嫌でショップに入りづらいという人はネット通販を活用するのもおすすめです。
最近のネット通販は安心して利用できるものが多く、服のサイズについても着丈や肩幅、裾幅まで細かく記載されています。
また、AmazonとZOZOTOWNで売られているほとんどの商品は開封して試着してみて、気に入らなければ返品することが可能なので、従来のネット通販とくらべて失敗もしにくいです。
関連記事:服をネットで購入する時はどこの通販サイトがおすすめ?大手4社比較
まとめ
「おしゃれなお店に入りづらい」
という問題は空気が読めてTPOをわきまえることができるいわゆる常識人として自然な感情です。
それを乗り越えるには、
- 知識を付けて自信を付ける
- 比較的入りやすいお店から徐々に慣れる
という順序で慣れていくようにしましょう。
特にショッピングモール内のショップから始めるのはお勧めです。
それでも「やっぱり行きづらいな~」という方はネット通販を活用しましょう。
また、記事冒頭でもお伝えした通り、「メンズファッションレンタル」というサービスも普及しています。
コーディネーターが選んでくれるので無難に良い感じになりやすいです。
こちらも合わせてご活用ください。
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