ジーンズのサイズと選び方について初心者にもわかりやすく解説

超便利アイテム、ジーンズの選び方

ジーンズは定番中の定番アイテムで、10代の若い世代から高齢者までもが年中履ける超便利アイテムです。

しかしそれゆえにダサいの代名詞的存在でもあるオタクファッションでも使われるため、失敗すると平凡でダサい印象を与えてしまうリスクはあります。

本ページでは着こなせば「無難にカッコイイ」超おすすめアイテムであるジーンズについてサイズの見方から選び方まで解説します。

近年80年代ファッションが注目され、男女ともに徐々にジーンズブームが再熱しつつありますね。

ジーンズとはデニム生地で作られたパンツのことで、色は一般的に青系と黒系のものがあります。

ブルーのデニム生地
紺のデニム生地

※青系のデニムと黒系のデニムの写真

デニム生地で作られているため単に「デニム」と呼ばれることも多いです。

代表的なブランドはリーバイスやLee、EDWIN等で、現在はユニクロやGU等のファストファッションブランドにも必ずジーンズコーナーが設けられています。

目次

ジーンズのサイズはインチ数表記が多い

現在アパレルショップ(服屋さん)ではジーンズを含めてパンツを販売する際、サイズはインチで表記されていることが多いです。

下の画像はユニクロのオンラインショップのものですが、右の方に「サイズを選択」というのがあり、28~46を選べるようになっていますね。

ユニクロのJEANSのサイズ


参照:ユニクロ|ジーンズ・デニム商品一覧|MEN(メンズ)|公式オンラインストア(通販サイト)

また、大手通販サイト、アマゾンでも同じくジーンズのサイズがインチ表示となっています。

AmazonのJEANSのサイズ


参照:アマゾン

※ショップや商品によってはS、M、Lの3サイズで表記していることもありますが、店員さんにサイズ感を聞くとインチ数で表現されます。それくらいパンツのサイズはインチ数がオーソドックスな表記となっています。

29インチのデニム
Leeのサイズ表記
バナナリパブリックのサイズ表記です

ちなみにバナナリパブリックやリーバイス、leeなどでは「30×30」のようにサイズ表記がされていることが多く、先の数値がウエストのインチ数、後の数値は裾の長さのインチ数を表記しています。

インチ数はウエストサイズのケースが多い

上述したジーンズのサイズのインチ数はウエスト周りの長さを表しています。ズボンそのものの長さではなく着る人自身のウエスト周りの長さ、「ウエストヌード寸法」です。

例えば30インチのサイズのジーンズは着る人のウエスト周りの寸法が約76cmの人に丁度良いサイズ、というイメージです。

※1インチ=2.54cmなので30インチだと76.2cmとなります。

ちなみに上の写真ではウエスト66cmくらいなので、ズボンのサイズは26インチくらい(66インチ÷2.54cm=25.9インチ)となります。※モデルは女性なので細いです。

成人男性のウエストサイズは70cm~85cmくらいが多く、インチ数で表すと28~33くらいとなり、その中でも中間の29~32インチくらいが売れ筋となっています。

ただしメーカーやブランド、パンツの種類によってサイズ感が少し変わってくるので注意が必要です。

同じ30インチでもユニクロよりリーバイスの方が少し大きい、ということがたまにあります。

パンツのインチ数は多くはウエストヌード寸法(着る人の実際の寸法)が表記されているため、実際にパンツのウエスト(仕上がり寸法)を図ると若干大きくなっています。

例えばユニクロの30インチ(約76cm)のジーンズの場合、仕上がり寸法は82cm(32インチくらい)となっています。

いろいろ数字が出てきて考えすぎるとややこしくなるのでここでは自分のウエストのサイズが75cmくらいなら30インチ、78cmくらいなら31インチのものを選べば良い、と覚えておきましょう。

細めのパンツは少しゆとりのあるものを選ぶ

全体的にシルエットの細いスリムタイプやスキニータイプのパンツは少しゆとりのあるサイズを選びましょう。

ジーンズの大きさはインチ数が大きくなればなるほど全体的に大きくなります。

例えば平均的なストレートタイプのジーンズで、30インチがぴったりサイズの場合、同じサイズでスリムタイプを履くときつく感じる可能性があります。

インチ数が大きくなれば太ももを含めて全体的に少しゆとりができるので、細めのパンツを選ぶ際は、普段よりやや大きめを選びましょう。

股下の長さの種類

ジーンズの股下サイズ

股下のサイズも現在一般的にインチで表示されることが多いです。

股下の長さに関しては一般的に「合わなければ裾上げで調整する」とされているため、ウエストと違ってサイズが少ないです。

下の画像は楽天で販売されているリーバイスのジーンズのサイズ表です。縦軸のウエストサイズは8種類ありますが、股下のサイズは3種類しかありません。

楽天市場のサイズ表記

参照:【送料無料】リーバイス 501 Levi’s 【Regular Fit】デニムパ…

また、アマゾンで販売されているLevi’s 505クラシックについては股下はすべてのサイズで84cm(33インチ相当)となっています。

弊社では多数のブランドのパンツのサイズをチェックしてきましたが、股下の長さについては、

  • 30インチまたは32インチの2種類展開が多い
  • 32~33インチしか選べないブランドもある
  • S、M、L、XL表記の場合はS、Mは30インチ、L、XLは32インチ程度であることが多い

という印象です。

パンツの丈のインチ数は30または32

日本人の股下の長さの割合は身長の平均45%程度とされていて、平均身長である170cmの人は股下76.5cmほどです。

しかし実際にはパンツの股上が余裕を持って大きめに作られているため、170cmの人が股下30インチのデニムを履くと少し長めに感じてしまうケースがほとんどです。

経験的に股下30インチのデニムは173cm~176cmくらいの人が履くと丁度よい長さになることが多いですね。

ズボンに関しては、

  1. 座ったりした時に脚が見えすぎるとダサいのでやや長めが良い
  2. 多少長めでもかかとを踏むようなことがなければ問題ない
  3. 長過ぎるものは裾上げで調整すれば良い

という理由から多少長めのものを買っても問題ないと考えますが、それでも長すぎると印象が悪いですし、裾上げすると形も崩れてしまいます。

特に平均身長よりも小さい場合、一般的に売られている股下サイズ32インチ(80cm前後)は結構長くなってしまうため、股下30インチのパンツを選びましょう。※多少長いのは問題ありません(+5cmくらい)。

その他のサイズ、寸法

ズボンのサイズ

パンツはウエスト、股下の他に、

  • 股上(股からウエスト部分までの長さ)
  • ヒップ(腰回りの一番大きい部分の幅)
  • わたり幅(太ももの一番大きい部分の幅)
  • 裾幅(裾の幅)

と呼ばれるサイズがあり、ほとんどの通販サイトなどで表記があります。

これらの寸法はジーンズの種類によって大きく違い、選ぶ際に重要な要素ではありますが、ここの数値を見てどのようなシルエットになるかを予想できるのはおそらく上級者だけでしょう。

ここでは各部分の名称を覚えておくくらいに留めておいてOKです。

サイズ感はタイプで大きく変わってくる

ここまでデニムサイズについて解説してきましたが、サイズ感についてもう一点重要なことがあります。

それは、デニムのサイズ感はウエスト、股下ともにタイプによって変わってくることです。

例えば同じウエスト30インチのジーンズでも細めタイプのものと、ゆったりめのものとでは、履いた時のサイズ感が大きく変わってきます。

また、長さについても、細いタイプであれば多少長くても靴を履けば足首あたりでまとまりますが、ゆったりタイプのジーンズは少し長いだけで裾を踏んでしまうことがあります。

スリムタイプとゆったりタイプのジーンズ

特に普段履かないタイプのジーンズに挑戦する際は、できる限り試着をしてサイズ感を確認しましょう。

最低限押さえておくべきジーンズの選び方の基本

サイズの見方、名称がわかったところでここからは基本的な選び方について解説します。

ジーンズの選び方の基本は主に4つ、

  1. サイズに注意する
  2. 形、シルエットで選ぶ
  3. 色及び色落ち加工で選ぶ
  4. ダメージ加工等デザインで選ぶ

です。

ウエストと股下は極力丁度サイズを選ぶ

ジーンズはピッタリのサイズを選ぶ

ジーンズを選ぶ際は必ずウエストと股下の長さが丁度良いものを選びましょう。

ウエストはベルトを締めればなんとかなりますし、股下は裾上げすれば調整できますが、どちらもそのジーンズ本来の形、シルエットが崩れてしまいます。

ウエストの大きいジーンズをベルトで締めて履くことはできますが、ウエストが大きめのものはおおよそヒップも大きくなっているため、ヒップ周りがブカブカになってしまいます。

よくオタクファッションに見られる特徴で実際に検索してみるとわかりやすいと思います。

オタクファッション – Google 検索

股下に関しても長めのズボンは裾上げで調整することができますが、切りすぎるとそのジーンズの本来のデザイン性を失うことになります。

例えば後述するシェービング加工(色落ち加工)のジーンズはバランスを取って加工を施していますが、裾上げで切ってしまうとバランスが崩れてしまいます。

デニムの裾上げ

上述した通り股下のサイズは種類が少ないため、どうしても裾上げが必要な場合はやむを得ませんが、極力裾上げしないサイズを探して選びましょう。

ウエストに関しても1インチ2.54cmもあるのでピッタリ丁度はまらないこともあります。キツめのものを選ぶと体型が少し変わるだけで履けなくなるので、ベルトで少し締めるくらいのサイズを選ぶようにしましょう。

形、シルエットに注意しよう

ジーンズに限ったものではありませんが、パンツには形、シルエットの違いによって以下のものに分類されます。

ストレート上から下までほぼまっすぐなシルエットのもの。
細め(スリム)、普通、ゆったり等に分かれる
スキニーストレートスリムよりも更に細く、身体のラインに合わせた感じで履くパンツ。
細いので細めの人しか着られない
テーパード腰から太もも、足首にかけて次第に細くなっているパンツ。
スラックス柔らかめの素材で作られていて、主にセンタークリース(真ん中の折り目)がある
ブーツカット太ももから膝にかけて細くなり、膝から足首にかけて太くなるパンツ。
カーゴ左右膝上あたりに大きなポケットが付いているパンツ。
それ以外にもポケットがたくさんついているものも多い。
ワイドパンツゆったりしたストレートよりも幅の広いパンツ。
サルエルパンツ股下の深さが特徴的なパンツ。
床に広げるとVではなくUのようなシルエットになる。

この中で初心者にもおすすめできるのはストレートタイプとテーパードタイプです。

ストレートタイプ

ストレートのデニム

いわゆる普通のジーンズです。

股下の太さがほぼ一直線になっているためそう呼ばれています。

太さの違いによって、

  • スリム(細め)
  • 普通
  • ゆったり(太め)

に分けられます。

この中でおすすめしたいのはスリムタイプのものです。

スリムタイプのジーンズはすっきりしているため脚が長く見え、清潔感が出ます。

スキニーパンツ(脚のラインが出るくらい細いタイプのパンツ)ほど細くないのでそれほど細い人でなくても履けますし、無理している感じが出ないので着こなしやすいです。

テーパードのデニム

テーパードタイプ

腰から太もも、足首にかけて徐々に細くなっているタイプのパンツです。

文字に表すと「変わったデザインだな~」と思ってしまいますが、通常人間の身体がそのようにできているので履いても、見ても違和感はありません。

腰周り、太もも周りはやや太めになっており、膝下から裾までは細いので無理せず細めのシルエットになりやすいことが特徴です。

ジースターロウのテーパードジーンズはシルエットがキレイで人気があります。値段もリーズナブルでおすすめです。

色と色落ち加工に注目しよう

ジーンズの色は大きく分けて青色系のものと黒色系のものに分けられます。

どちらも定番で使いやすいですが、特に青色系のジーンズは程よいシェービング加工(色落ち加工)の入ったものがおすすめです。

シェービング加工のデニム

やや落ち着いたシーンでフォーマルに寄せたい場合は単色系でも良いと思いますが、その場合はシルエットの美しいジーンズを選ぶとおしゃれです。

ヌーディージーンズがシルエットが美しく、洗練されているのでおすすめです。

ダメージ加工等のデザイン性で選ぶ

ダメージ加工の入っているジーンズは場所やシーンを選びますが、程よくダメージが入っている方が個性が出しやすく、おしゃれに見えやすいです。

程よいダメージ加工の基準としては以下を参考にしてみてください。

程よいダメージジーンズ
  • 擦れ加工で仲の白い繊維が見えている程度のもの
  • ダメージが一箇所、二箇所程度のもの
  • よく見ないと気づかない程度

逆に、

  • 穴が空いて素肌が少し見えるもの
  • 破れたところの布の繊維がほつれて汚く見えるもの
  • 茶色や黄色等のヴィンテージ加工及びペイント加工
  • ダメージジーンズの人という印象が残るレベルのもの

は少しやりすぎ感が出てしまいます。

具体的には以下のようなジーンズが程よい加工がされていて使いやすいです。



ダメージジーンズは場合によっては女性ウケが悪いことがあるので注意が必要ですが、程よいダメージ具合いであれば男らしく見えるので私は結構使っています。

清潔感を失わないように注意しましょう。

まとめ

ここまでジーンズについて初心者の方向けにサイズから選び方まで解説してきました。

ジーンズは小学生からおじいちゃんくらいまで履くアイテムで、ユニクロやGU等のファストファッションブランドからドルチェ&ガッバーナやディオール等の高級ブランドまで提供しているアイテムです。

その種類は多岐に渡り、世界中にたくさんマニアがいるくらい非常に奥が深いです。

が、本ページで解説した基本的なポイントを押さえておけば着こなすことは難しくありません。

まずはスリムやテーパードタイプから着こなしてみましょう。

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