メンズメイクを検討する中で、疑問として多いのが「ファンデーションって男でもしたほうがいいの?」というもの。
ファンデーションは女性のものというイメージも強く、使用に関して戸惑いを感じる男性も多いのです。
そこで本ページでは、メンズメイクにおけるファンデーションの使用について解説します。
「皆はどう思っているの?」「そもそも何のためのものなの?」など、ファンデーションに関する疑問にお答えしていきます。
メンズメイクを考えている方には参考になる内容ですので、ぜひチェックしてみてください。
ファンデーションはメンズメイクの基本
結論から言うと、メンズメイクにおいてもファンデーションは押さえておきたい基本アイテムです。
メンズメイクブランドを抱える株式会社ACROの調査によると、メイク経験のある男性のうち約7割が、ファンデーションを使っていると回答しています。
メンズメイクをしたことのない人だと「男なのにファンデーションを使うのは変?」と思うかもしれませんが、実際は多くの男性がメイクの中にファンデーションを取り入れています。
男性がファンデーションを使用する目的
ファンデーションはメイクの定番アイテムであることから、なんとなく、という理由で使っている人も多いもの。
まずはファンデーションとは何のためのアイテムなのか、基本を復習してみましょう。
そもそもファンデーションとは?
ファンデーションとは、肌のベースを作るためのもので、粉末または液状になっています。
肌の基本カラーはファンデーションの色で決まります。
メイクをするうえで、ほとんどの場合ファンデーションを使用します。
肌を美しく見せることができる
ファンデーションの効果の一つは、ニキビやくすみなど、肌の気になる部分をカバーし美しく見せられることです。
うまく使いこなすことができれば、理想の美肌を手に入れることができます。
紫外線や乾燥などの刺激から肌を守る
外部の刺激から肌を守るのもファンデーションの大切な役割の一つです。
たとえば、日焼け止め成分が配合されているものであれば紫外線によるダメージを防いでくれます。
また、高保湿成分が含まれている商品なら、肌を乾燥から守ってくれます。
肌へのダメージを軽減できるという点でも、ファンデーションは非常に有用なのです。
皮脂を吸着する
ファンデーションには、皮脂を吸着する働きもあります。
素肌のまま活動していると、肌には少なからず皮脂が浮くため、顔がテカって見えることも珍しくありません。
ファンデーションには皮脂の浮きを抑える効果があるため、テカりを防止することができます。
ファンデーションの種類とおすすめの人
メイク初心者の方は、ファンデーションと聞くと粉を固めたタイプのものを思い浮かべるかもしれません。
しかし、ファンデーションの種類は他にも多くのものがあり、それぞれ適した人も異なります。
ここでは、ファンデーションの中でも代表的な二つのタイプである「パウダーファンデーション」と「リキッドファンデーション」の特徴を紹介します。
パウダーファンデーション
パウダーファンデーションは、ファンデーションの粉を型に入れて固めたものです(固めていない粉タイプのものもあります)。
ファンデーションの中では最もメジャー、かつ扱いやすく、携帯性にも優れているので化粧直しにも適しています。
皮脂を吸着する機能に優れており、皮脂が浮きやすいオイリー肌の人におすすめです。
リキッドファンデーション
乳液のような質感を持つ液状タイプのファンデーションです。
とろりとして伸びが良いという特徴があります。
保湿力に優れる製品が多く、肌が乾燥しやすい方におすすめのタイプです。
男性向けファンデーションの使い方と手順
では、具体的にファンデーションをどのように使えばいいのか見ていきましょう。
メイクの工程ごとに注意点をまとめていますので、順番に解説していきます。
①スキンケア・日焼け止め
メイクを始める前に、スキンケアをおこない日焼け止めを塗っていきます。
手順は以下のとおりです。
- 洗顔料を使って優しく洗顔する
- 化粧水を顔全体に塗り馴染ませる
- 乳液を肌に塗り水分を閉じ込める
- 乳液が馴染んだら日焼け止めを塗る
洗顔の際は、泡を使って優しく洗うようにしてください。
ゴシゴシするとダメージの元となります。
また、乳液と化粧水は最後に手のひらで肌を包むようにハンドプレスすると無駄なくしみこませることができます。
スキンケアがひととおり終わったら、ファンデーションを使用する前準備である「化粧下地」を塗っていきます。
②化粧下地を塗る
化粧下地は、ファンデーションを始めとするベースメイクの土台となるものです。
化粧のノリを良くする効果があり、メイクが崩れにくくなるので必ず使用します。
化粧下地の種類はいくつかありますが、初心者は伸びがよく扱いやすいリキッドタイプがおすすめです。
手にあずき大の量を出し、顔の中心から外側に向かって薄く塗り広げてください。
③ファンデーションを塗る
化粧下地まで終了したら、いよいよファンデーションの登場です。
ファンデーションを使用するときのコツは、顔全体に均一に塗らないこと。
全体的に同じ量だけ塗ると、メリハリがなくのっぺりとした印象になってしまいます。
ファンデーションの量のバランスは、以下のようにすると自然な仕上がりになりやすいです。
- 両頬:やや多め
- 顔の中心:普通程度
- 顔の輪郭:薄め
ファンデーションのあとは、シミなど気になるところにコンシーラーを塗ってカバーし、その後フェイスパウダーを薄くつけてベースメイク終了となります。
メイク浮きが怖い男性には下地だけのノーファンデメイクも
メンズメイクに挑戦する人の中には「メイクをしていることはバレたくない」という方もいます。
初心者のうちは、ファンデーションが崩れることによるメイクバレが心配な場合もあるでしょう。
先ほどファンデーションはメイクの基本と説明しましたが、実はファンデーションを使わず下地とコンシーラー、フェイスパウダーで仕上げるノーファンデメイクという選択肢もあります。
詳細を詳しく見てみましょう。
ノーファンデメイクでナチュラルに仕上げる
ノーファンデメイクのメリットは仕上がりがナチュラルになることです。
女性の間でも「すっぴん風メイクができる」と人気を博しており、多くの方がノーファンデメイクを採用しています。
ファンデーションをしない男性のための下地の選び方
化粧下地には色がついているタイプとついていないタイプの二種類があります。
ファンデーションをしないのであれば、おすすめなのは色つきのタイプです。
肌のカバー力が高く、ニキビの跡など気になる点を目立たなくしてくれます。
ノーファンデメイクの手順
ノーファンデメイクの場合でも、基本的な流れはファンデーションを使う通常のメイクと同じです。
注意点としては、ファンデーションを含むBBクリームやCCクリームは使用しないようにしてください。
また、仕上げに使用するフェイスパウダーは色のついていないタイプの使用がおすすめです。
透明感のあるナチュラルな肌色へと仕上げてくれます。
ファンデーションはベースメイクの一環だが必須ではない
ファンデーションはベースメイクの一種であり、メイクの基本工程の一つ。
男性がメイクをする場合も、ほとんどの場合はファンデーションを使用します。
ただ、メイクばれの怖い初心者の方の場合、ファンデーションの使用によるメイク崩れが心配です。
そんなときは、メイクに慣れるまでノーファンデメイクで過ごすのも一つの方法です。
状況に応じて、適したメイク方法を選んでみてください。
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