「日焼けのケアは女性のもの」という風潮はもう過去のもの。
日焼けによる肌へのダメージは男女問わず大敵で、男性でも普段から日焼け止めを使用しているという人は増えています。
男性が日焼け止めを選ぶ際に気になるのが、日焼け止めの「男性用」「女性用」の違いです。
男性が女性用のものを使ってはいけないのでしょうか?
この記事では「男性が女性用の日焼け止めを使っていいの?」という点を始め、スキンケア初心者の男性向けに日焼け止めに関する情報をまとめています。
後半でおすすめ商品も挙げていますので、購入の際は参考にしてください。
男性用か女性用かはあまり気にする必要はない
日焼け止めも、スキンケア用品の例にもれず男性用と女性用があります。
結論から言うと、男性でも女性用の日焼け止めを使用できます。
購入時は、男性用か女性用かよりも、効果や使用感を重視して選ぶ方が重要です。
確かに、男性用の日焼け止めは女性用の製品と比較して「白くなりにくい」「付け心地がさらっとしている」など使用感に特徴はあります。
ただ、使用感はほぼ好みで選ぶものなので、男性の方でも女性向け商品の使い心地が好きならそちらを選んで問題ありません。
日焼け止めの種類
ひと口に日焼け止めと言っても、各社の商品にはいくつかの種類があります。
購入時に迷わないよう、日焼け止めにはどのような種類があるのかを「紫外線カット力」「テクスチャ(使い心地)」の二つの点から見ていきましょう。
日焼け止めの「PA」と「SPF」とは
日焼け止めのパッケージに記載されている「PA」「SPF」は、どちらも紫外線を防ぐ強さの指数です。
紫外線にはUVAとUVBの二種類があり、それぞれ以下のように対応した表記になっています。
SPF | UVBカットの指標。 強さは最大で「50+」まで。 数字が大きいほど長時間のUVB防止効果が期待できる。 |
PA | UVAカットの指標。 「+」から「++++」までの四段階があり、+が多ければ多いほど高い効果が見込める。 |
日焼け止めを選ぶ際は、日々用途に応じたカット率を採用している商品を選びます。
たとえば、海や真夏の屋外で長時間活動する場合は、SPF50+かつPA++++のものが適しています。
一方、屋外での短時間の活動や、屋内の窓際での活動が中心であれば、最高値の紫外線カットは必要ありません。
使用する場面を基準に商品を選んでください。
テクスチャ(使い心地)のバリエーション
商品のテクスチャも選ぶ基準の一つとなります。
日焼け止めのバリエーションは大きく4種類に分類でき、それぞれ以下のような特徴があります。
クリームタイプ | やや固めのテクスチャで、水をはじくウォータープルーフタイプの商品が多い。発汗を伴う真夏や海、プールなどで活躍できる。落とすときはクレンジングが必要なことがある。 |
ミルクタイプ | さらっとした液状の日焼け止め。保湿効果をもつ製品が多く乾燥肌の方におすすめ。良く伸びて塗りやすいのが特徴。 |
ジェルタイプ | クリームより柔らかくとろりとしたテクスチャの日焼け止め。塗ったあと肌が白くなりにくく、塗った後にべたべたしにくい。 |
スプレータイプ | 顔に吹きかけて使う日焼け止め。メイクの上からでも使用できる製品が多く、手軽に塗りなおせる。 |
多機能タイプの日焼け止めも
日焼け止めは単体で使用するタイプも多いですが、一方で多機能タイプの商品も充実しています。
下地として使用できるもの、乳液からファンデーションまで全ての機能を併せ持つもの、美容液や化粧水としての効果もあるものなど、その種類は実に多様です。
日焼け止めだけを塗るのが面倒臭い、スキンケアとまとめて一度で終わらせたいという方は、多機能タイプやオールインワンを使用してみてください。
日焼け止めの使い方
ここでは、日焼け止めの基本的な使い方をレクチャーしていきます。
「とりあえず塗ればいいんじゃないの?」と思っている方、実はその塗り方は間違っているかもしれません。
この機会に、日焼け止めの使い方を復習してみましょう。
日焼け止めの基本の使い方
日焼け止めを顔に塗るときは、手のひらや手の甲に一円玉大を出し「ひたい」「鼻」「両頬」「あご」の五か所に配置していきます。
その後、指で全体に塗り広げていきます。
鼻の凹凸部分や生え際は塗り残しやすいので注意してください。
全体に塗れたら、少ない量でもう一度塗ってください。
塗り残しがないようであればOKです。
メイクをするときはいつ使えばいい?
メイクをする中で日焼け止めを塗るのであれば、スキンケアのあとの、化粧下地の前に塗ります。
ベースメイクの最初、スキンケアの最後と覚えておいてください。
順番としては以下のようになります。
- 化粧水
- 乳液
- 美容液
- クリーム
- 日焼け止め
- 化粧下地
- ファンデーション
- 各種ポイントメイク
なお、日焼け止め入りの化粧下地や、日焼け止め効果のあるBBクリーム、CCクリームを使っている場合はあらためて日焼け止めを使用する必要はありません。
日焼け止めを塗りなおすタイミング
朝塗った日焼け止めで、そのまま夜まで過ごしてはいませんか?実は、効果的に日焼け止めを使いたいのであれば、一定時間ごとに塗り直しが必要な場合があります。
とくに、よく汗をかく場や水の中を泳ぐときは2時間~3時間おきに塗りなおせるとベストです。
なお、メイクをしている場合は、塗りなおすたびに落とすわけにもいきませんので、スプレーやパウダータイプのものを活用しましょう。
メイクの上からつけるだけで紫外線カット効果を発揮してくれるのでおすすめです。
男性にぴったり 日焼け止めのおすすめ商品4選
では、ここからは男性におすすめの日焼け止めを4つ紹介していきます。
いずれも市販品ですので、お店や通販で気軽に入手できます。
迷った際は参考にしてみてください。
ビオレ UV アクアリッチ ウォータリーエッセンス
ビオレ UV アクアリッチ ウォータリーエッセンスは、軽いテクスチャと肌馴染みに定評のある日焼け止めです。
白浮きしにくいため、見た目からは日焼け止めをつけているとは分かりにくいです。
「SPF50+/PA++++」と最高ランクの紫外線カット力を持っており、かつウォータープルーフタイプ。
炎天下での作業が多い方や、外回りの仕事の方にはおすすめです。
保湿効果もあるので、乾燥肌の方も候補に加えてみてください。
ALLIE エクストラUV フェイシャルジェル
ALLIE エクストラUV フェイシャルジェルは、日常的にメイクをする男性におすすめできる日焼け止めです。
下地として活用できることに加え、汗と皮脂に強いため、メンズメイクの大敵である化粧崩れを予防する効果があります。
保湿美容液としての効果もあるため、オイリー肌や乾燥肌の男性で、メイク用の日焼け止めを探している場合はぴったりの商品です。
ALLNA ORGANIC 日焼け止め
ALLNA ORGANIC 日焼け止めは、保湿成分配合タイプの日焼け止めクリームです。
無添加処方の商品で、敏感肌の男性に適しています。
日焼け止めは落とすときにクレンジングが必要なものも多いのですが、このクリームは石鹸で落とすことができます。
クレンジングが面倒な方や、クレンジングによるダメージが気になる場合に候補に入るでしょう。
顔の日焼け止めを落とす際も石鹸での洗顔だけで落ちるので、ノーメイク派やナチュラルメイク派の男性にもおすすめです。
BULK HOMME THE SUNSCREEN
BULK HOMME THE SUNSCREENは、天然成分中心の配合で、肌に優しいという特徴を持つ日焼け止めです。
また、刺激の強い紫外線吸収剤・鉱物油・合成着色料を使用しておらず、これらの成分で肌荒れを起こしたことのある方も利用できます。
天然成分中心の配合ながら「SPF40 /PA+++」という高い紫外線カット力を実現しており、肌に優しい商品が良いけど普段使いできるくらいのカット力が欲しいという方にはぴったりです。
保湿成分も配合しているため、どの肌質でも利用できる万能タイプと言えます。
好みと用途に合った商品を選ぶ
日焼け止めを選ぶ際に重要となるのは、普段使用する場面や状況です。
日常的に強い紫外線にさらされるのであればそれなりの紫外線カット力が必要ですし、落ちにくさも重要となります。
一方、屋内での活動が中心であれば、最高レベルのカット力はオーバースペックです。
また、日常的に使用するものなので使用感も大切です。
伸びの良さや固さ、匂いなどは基本的に好みで選んで問題ありません。
お店にはテスターもあるので、手に取って使ってみるのもおすすめです。
まずは使用する状況を考えて、その後好みで絞り込むと商品選びで迷いにくくなります。
ぜひお試しください。
参考:
コメント