スカートを履かない男性は、ボトムス(下に履く服)はほぼ必ずと言って良いほど、パンツ(ズボン)を履くことになります。
そして全身の下半分を占めるパンツはアイテム一つで印象を大きく変えることがある、重要なアイテムとなっています。
しかしそれゆえに場所や状況に合わせたものを着用しないと浮いてしまったり、悪印象を与えてしまうことも少なくありません。
本ページは「無難にカッコイイ」を目指す男性向けにるパンツの種類と選び方ついて解説します。
メンズのパンツの種類
パンツの種類は基本的に、形状(形)と生地によって分類され、特に大きな特徴を持った形状または生地の名称で呼ばれることが多いです。
パンツの形状
一般的なパンツには以下の形状のものがあります。
ストレート | 上から下までほぼまっすぐなシルエットのもの。 細め(スリム)、普通、ゆったり等に分かれる |
スキニー | ストレートスリムよりも更に細く、身体のラインに合わせた感じで履くパンツ。 細いので細めの人しか着られない |
テーパード | 腰から太もも、足首にかけて次第に細くなっているパンツ。 |
スラックス | 柔らかめの素材で作られていて、主にセンタークリース(真ん中の折り目)がある |
ブーツカット | 太ももから膝にかけて細くなり、膝から足首にかけて太くなるパンツ。 |
カーゴ | 左右膝上あたりに大きなポケットが付いているパンツ。 それ以外にもポケットがたくさんついているものも多い。 |
ワイドパンツ | ゆったりしたストレートよりも幅の広いパンツ。 |
サルエルパンツ | 股下の深さが特徴的なパンツ。 床に広げるとVではなくUのようなシルエットになる。 |
ストレートパンツ
上から下までほぼまっすぐなシルエットのものをストレートパンツと呼び、最も定番のパンツとなります。
ストレートパンツの中でも細めのもの(スリムタイプ)やゆったりめのものなど、大きさがわかれていることもありますが、上から下まで一直線の太さになっているのが特徴です。
スキニーパンツ
スキニーとは「肌」を表す英語で、主に肌に密着する細いシルエットのものをスキニーパンツ(または端にスキニー)と呼びます。
非常に細いタイプが多いので、身体を鍛えていてガッチリした体つきをしていると入らなかったりします。ちなみに著者である私も、ブランドによってはきつくて入りません。
テーパードパンツ
腰から太もも、足首にかけて次第に細くなっているパンツをテーパードと呼びます。
テーパードタイプのパンツは、スキニーパンツほどスリムなわけではありませんが、そもそもの身体の作りに合わせて形成されているので、ストレートパンツに比べてスリムなシルエットになりやすいです。
スラックス
スラックスは柔らかめの生地で作られていて、主にセンタークリースと呼ばれる折り目があるものを指します。
スーツや学生服などのパンツをイメージすると良いと思います。
キレイな印象を与えるため、ビジネスカジュアルや婚活のお見合いなど、少しフォーマルなシーンで活躍します。
パンツの生地
一般的なパンツには以下の生地があります。
デニム | リーバイスやエドウィン等に代表されるいわゆるジーンズの生地。 青や黒を基調とした色のものが多い。 |
チノクロス | 綿やぽエステルでできた生地。 チノパン、チノパンツと呼ばれる。 |
コーデュロイ | 綿やウール素材で縦うねが特徴的。 保温効果が高くいため、秋冬向け。 |
スウェット | 綿ジャージー素材。 パーカーやトレーナー等で使われるもの。 |
レザー | 革や合成革素材。 |
デニムのパンツ
デニムのパンツとはいわゆるジーンズ、ジーパンのことです。
デニム素材のパンツは総称してジーンズと呼ばれることが多いですね。最近では「デニム」と表現することが多いですが、正確にはデニムパンツと表現するのが正しいです。
チノクロスパンツ
チノクロスとは綿やポリエステルなどで作られた生地で、多くの衣類、服飾品で利用されている生地です。
チノクロス生地で作らたパンツをチノパンと呼びます。
デニムと同等かそれ以上に定番で使われる生地です。
コーデュロイ生地
コーディロイは、縦に細かい線があり、表面に凹凸がある生地となっています。
防寒性に優れているため、主に秋冬くらいのアイテムに多いです。
スウェット
スウェットは綿で作られた素材で、主にトレーナーやパーカー(フーディー)などで使われることが多い生地です。
柔らかく動きやすい生地ですが、スウェットのパンツを履くと必然的にトップスもスウェットしか合わせづらく、上下スウェットになりがち。
レザーパンツ
いわゆる革素材や合皮素材のパンツ。
革ジャンは比較的市民権を得ていますが、レザーパンツはあまり一般的には選ばれない印象です。
パンツの選び方の基本
ここからは一般的に無難に着られるパンツの選び方について解説します。
選び方の基本は「TPO(時間、場所、場合)」に合わせるということ。
例えば「仕事で日中に打ち合わせに行くなら」「休日の婚活パーティーに行くなら」「真夏にキャンプ行くなら」というイメージです。
ただあまりにも細かく考えると難しくなってくるので、ここでは、
- ビジネスや婚活など清潔感を必要する時の服装
- それ以外の服装
にわけるのが良いと思います。
ビジネスや婚活など清潔感を必要する時の服装
やはり迷いやすいのは、スーツでもなく、だけどそれとなくきれいにしたい時の服装ですよね。
スーツ以外でのビジネスの場や婚活パーティー、お見合いパーティーなどがそれに当たります。
その際に選ぶべきパンツは、
- 無地のスラックス
- 無地のチノパン
のいずれかがおすすめです。
チノパンはスラックスに比べ、よりカジュアルな印象を与えますが、極端にかしこまった場面でなければ問題なく活用できます。
逆にデニムパンツやポケットのついたカーゴパンツ、などは避けた方が無難です。
秋冬であればコーディロイも良いと思いますが、少しだけコーディネートの難易度があがります。
それ以外の場面ではデニムが無難に使いやすい
かしこまったシーン以外では無難にデニムパンツが使いやすくておすすめです。
例えば、
- 友人、知人と休日を過ごす場合
- 慣れ親しんだ女性との会食、デート
- 家族との外出
などはデニムパンツで問題ありません。
ただし、真夏だと暑苦しく見えてしまうこともあるので、夏は薄めの色のものを選ぶことをおすすめします。
関連記事:ジーンズのサイズと選び方について初心者にもわかりやすく解説
まとめ
春と秋は気温が同じくらいなので同じ服を着回したい気持ちはありますが、デザイン的に季節外れな印象を与えてしまうことが少なくありません。
男性の多くはファッションにそれほど興味がなく、季節感なんて体感温度でしか気にしませんが、ほとんどの女性は着る服の季節感を気にしています。
春なのに秋っぽい服を着て「ダサい」と思われないように春は春らしいカラーの服、秋は秋らしいカラーの服を着ることを心がけましょう。
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