ビジネスカジュアルに適したパンツの選び方

ビジネスカジュアルは、ビジネススタイルと比較して服装の自由度が高い装いです。
反面、どこまでOKと明確に決まっていないことから、どのようなアイテムを選べば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ビジネスカジュアルで着用するパンツについて、どのようなものを選べばよいのか、NGなアイテムは何かなど基準を紹介していきます。

目次

スラックスかチノパンが適している

いきなり結論から述べると、ビジネスカジュアルではスラックスかチノパンのどちらかを選ぶのが無難です。
この二種類のパンツは、ビジネススタイルとしてくだけすぎず、かつ適度にお洒落を楽しむには最適なアイテムです。

スラックスとは?

広義のスラックスは、ロング丈のパンツ全般を指します。
ただし、ファッションアイテムとしての定義はやや曖昧で、一般的にはセンタープレスの入ったドレッシーなパンツ、と理解されることが多いようです。

スラックス=スーツとセットになっているパンツ、というイメージを持たれることも多く、基本的にはジャケットと合わせるパンツと理解して問題ないでしょう。
単品のテーラードジャケットと一緒に着ることも多いです。

チノパンとは?

一方のチノパンとは、チノクロス(綿の綾織生地)から作られているパンツのことです。
ビジネスカジュアル向けのアイテムとして、センタープレス入りのものも多くあります。
チノパンも広義のスラックスの一種ですが、一般的にはスラックスとは区別されることが多いです。
もともとは軍隊の制服や作業用パンツとして買い付けたものが一般に浸透したもので、その性質上丈夫で実用性に富んでいます。

ビジネスカジュアルに適したパンツの色は?

オフィスで着用するのであれば「どの色ならOKなのか?」というのは気になるポイント。
ビジネスカジュアル用のパンツの適した色を見てみましょう。

スラックスは黒系またはグレー、ネイビーなど

スラックスを着用する場合、もっとも無難で使いやすいのは黒、グレー、ネイビーなどのカラーです。
シャツやジャケットと合わせることで落ち着いた印象になりますし、全体のコーディネートでもバランスを取りやすい色です。
暗めの色を選ぶと下半身が引き締まって見えます。
無地だけでなく、黒地にグレーのチェックなど、落ち着いた柄のある商品も販売されています。
パンツでプラスアルファのお洒落を楽しみたいときは柄入りのスラックスも検討してみるとよいでしょう。

チノパンは黒、ベージュ、ネイビーなど

チノパンの場合、黒やネイビーなどの基本カラーのほか、ベージュも選択肢に入ります。
ベージュのチノパンはスラックスよりややカジュアルな装いができるアイテムなので、くだけた印象をプラスしたいときやファッションで差をつけたいときに候補に入ります。

チノパンの着用でカジュアルになりすぎるのが心配であれば、襟付きシャツや暗めの色のテーラードジャケットなど、かっちりした印象のアイテムと合わせてみましょう。
全体のバランスをカジュアルすぎず、決まりすぎないよう調整できます。

派手すぎる色は避けた方が無難

ビジネスカジュアルのパンツを選ぶときは、派手すぎる色は避けた方が無難です。
明るい印象のペールカラーやビビッドカラーはビジネス向きの色ではないため、仕事着としては少々砕けすぎることがあります。
また、個性的な色はファッションに取り入れると全体のバランスを取ることが難しく、やや扱いづらくなります。
パンツに限らず、ビジネスカジュアルのアイテムは落ち着いた色でまとめることが重要です。

ビジネスシーンで避けた方が良いパンツ

しっかりとした定義の存在しないビジネスカジュアルですが「最低限これだけは避けた方が良い」というアイテムがいくつか存在します。
代表的なNGアイテムを三点紹介します。

ジーンズは避けた方が無難

業界や社風にもよりますが、一般的にはジーンズは避けるべきアイテムとされることが多いです。
ジーンズはもともと労働者の作業着として生まれた衣服であり、現在でもカジュアルファッションの代表的なパンツです。
そのため、多くの職場でビジネスシーンに着用するにはカジュアルすぎると考えられています。

色の濃い落ち着いたデザインのものであればOKとする職場も見られますが、OKかNGかはっきりしない、よく分からないという場合は避けるのがセオリーです。
なお、ジーンズ着用OKの会社でもダメージジーンズを履いていくと眉をひそめられることもあるので注意してください。

太めのワイドパンツやカーゴパンツはNG

ジーンズと同じくNGとされることが多いのが、ワイドパンツやカーゴパンツです。
だぼっとしたシルエットのパンツは、職場に履いていくにはくだけすぎる、ととらえられることがあります。
カジュアルファッションにおいても、抜け感を楽しむ目的で着用される、ストリート系ファッションのアイテムとして扱われることも多いなど、どちらかというとラフな印象の強い服装です。
職場に履いていくのは控え、適度に細身のパンツを選ぶようにしましょう。

ハーフパンツは着用しない

どのようなデザインであっても、ハーフパンツはビジネス用の装いとしてはNG。
露出のある服装は職場に着ていくにはふさわしくありません。
私服勤務OKの会社であれば一部認められるかもしれませんが、服装規定に「オフィスカジュアル」「ビジネスカジュアル」とある職場では全面的に禁止と考えておきましょう。
たとえクールビズ期間であっても着用は不可です。

「余裕のあるやや細身」を目指してパンツを選ぶ

実際にお店で商品を選ぶ際は、やや細身のシルエットで余裕のあるサイズを選ぶのがおすすめです。
細身のデザインのものは足長効果があり、すっきりとした印象を与えてくれます。

パンツのサイズを必ず確認する

ファッションをスタイリッシュにまとめるには、パンツのサイズ選びは非常に重要です。
サイズの合わないパンツは「ぴちぴちの着こなしになる」「パンツが落ちてきて腰パン状態になる」危険もあるため、垢抜けない印象を与えてしまうことがあります。
パンツはジャストサイズを選ぶようにしましょう。

ウェストとヒップのサイズを基準に選ぶ

実際の商品選びでは、ウェストとヒップのサイズを基準にパンツをピックアップし、そのなかから足回りのサイズが合うものを選ぶのがコツです。
パンツのウェストは、ベルトなしでも腰が落ちてこず、ベルトを締めたときに布が余らない程度がちょうど良いサイズ。

脚のサイズ感は、ふとももとふくらはぎの生地が軽くつまめる程度の余裕があるのが望ましいです。
できれば一度試着し、動きにくくないか、シルエットが崩れていないかチェックすることをおすすめします。
どの商品が適しているのかわからない場合、店舗に足を運びスタッフに理想のシルエットやサイズ感を伝えてみましょう。

ビジネスに適した色・種類のパンツを選ぶ

ビジネスカジュアルはある程度のくだけた服装やおしゃれを楽しむことができますが、カジュアルすぎる服装はNGです。
パンツを選ぶときは、落ち着いた色のスラックスかチノパンを選ぶようにすると確実です。
どこまでカジュアルな服装が許されるかは職場のルールしだいであるため、まずは服装規定を確認し、判断できない場合は今回紹介した内容を参考に無難にまとめるようにしましょう。

ファッションをスタイリッシュにまとめる基本は服のサイズです。
サイズの合わないパンツは「ダサ見え」の元になりますので、できれば試着したうえで、体にあったものを選ぶようにしましょう。

参考サイト:
http://www.mens-suits.jp/column/15.html
https://asm.asahi.com/article/13679094
https://www.eminento.jp/2020/10/15/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E3%83%81%E3%83%8E%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84%E3%82%92%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF-3/
https://okan-media.jp/useful-office-casual/#:~:text=%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%AE%E9%9D%B4%EF%BC%86%E9%9D%B4%E4%B8%8B,-%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%AA%E3%82%89&text=%E9%9D%B4%E4%B8%8B%E3%81%AF%E7%99%BD%E3%81%AFNG,%E3%81%AE%E9%9D%B4%E4%B8%8B%E3%82%92%E5%B1%A5%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

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