婚活の場では、女性は男性のさまざまなポイントをチェックします。
なかでも、男性の服装や身だしなみは第一印象を決定付ける重要な要素。
ここで失敗してしまうと「ナシ」と認定され、次はなくなることが多いです。
では、初対面の女性と会うとき好印象を与えるには、どのような服装が望ましいのでしょうか。
この記事では、婚活における男性の服装を考えるポイントを紹介していきます。
婚活時の見た目は清潔感が最重要
男性の服装を考えるうえでのベースとなるのが「清潔感」です。
おしゃれなファッションアイテムをいくら揃えても「不潔」「だらしない」と思われるとすべて台無しになってしまいます。
では、具体的にどのような点に注意すれば清潔感のある服装になるのでしょうか。
服にはアイロンをかけてシワを伸ばすかクリーニングを利用する
女性に会う前に、当日着ていく服には必ずアイロンをかけておきましょう。
シワシワの服装はだらしなく見えますし「不潔」という印象を持たれやすいです。
アイロンをかける際は、衣服の洗濯表示を見て、対応温度をチェックしてください。
不器用でかえってシワをつけてしまいそうな方は、吊ったまま使える衣類スチーマーを一つ持っておくと便利です。忙しい場合はクリーニングを利用しましょう。
靴は革靴で必ず手入れされたものを着用する
女性は意外と足元をチェックしています。
靴をおろそかにすると、マイナス評価を受ける原因になりかねません。
初対面の女性が相手であれば「きれいめ」ファッションでまとめるのが無難。
そのため、靴はスニーカーなどではなく革靴を選びましょう。
手持ちのものを使う場合は、汚れや皮の剥がれには注意してください。
傷み・汚れがある場合は、当日に備えて一度磨くか修理に出すことをおすすめします。
靴の種類については基本的にビジネスカジュアルと同様、硬すぎずカジュアルすぎないタイプのものが良いでしょう。
合わせて下記ページもご参考ください。
関連記事:ビジネスカジュアルの靴はどうする?種類と選び方を解説します
服のサイズはピッタリのものを
婚活で着用する服は必ずジャストサイズを選びましょう。
「裾の長すぎるパンツ」「袖の合わないシャツ」「肩が合わず前が垂れているジャケット」これらはすべてだらしない印象を与えやすいファッションです。
婚活での服装は、体に合ったものが一番似合うと覚えておきましょう。
サイズ合わせに自信がない場合、実際にお店の人に体のサイズを測ってもらうのがおすすめです。
実寸に合わせて適したものを提案してくれます。
髪型は最重要。清潔感のあるスタイルに
服装に並ぶ重要なポイントが「髪型」です。
髪の手入れをおざなりにしていると、不潔に見えやすいため注意しましょう。
男性の場合、婚活での髪型は短髪が基本となります。
長髪の似合う男性は少数派のため、よほど身だしなみに自信がない限りは避けるのが無難。
襟足やもみあげの伸びすぎはとくに汚く見えてしまうため注意してください。
可能であれば、婚活の前日から一週間ほど前に髪を切りに行っておくと確実です。
「婚活でモテる髪にして欲しい」と伝えると、似合いそうなヘアスタイルを提案してくれますよ。
婚活の基本ファッションはジャケットスタイル
婚活の場の服装は「きれいめファッション」が最も無難。
そのため、男性の服装はジャケットスタイルを基準に組み立てていくのがもっとも失敗しにくいです。
「ジャケット」「シャツ」「パンツ」「バッグ」に分けて、選び方のポイントを見ていきましょう。
ジャケットはネイビーやブラック、グレーなどのテーラードジャケットを選ぶ
まずはジャケットですが、これはテーラードジャケット(スーツ型ジャケット)が基本となります。
色はグレーやネイビーなどが無難ですが、オリーブやベージュなどの落ち着いたカラーもOK。
装飾のあるものやストライプなどの模様が入ったものは、ほかのアイテムとのバランスを取るのが難しいため避けたほうがよいでしょう。
【テーラードジャケットおすすめカラー】
※使いやすい、合わせやすい順に並べています
- ブラック
- ネイビー
- グレー
- オリーブ
- ベージュ
- ライトグレー
- ブラウン
シャツは白やグレーなどを選ぶ
ジャケットの中に着るシャツの色は白かグレー、薄いブルーがおすすめ。
ワイシャツの場合は、ほかにも黒やピンク、グリーンなどのカラーリングがありますが、こちらはやや上級者向けのアイテム。
「砕けすぎ」「キメすぎ」という印象を与えやすく、バランスを取るのが難しいため、ファッションに自信がない場合は候補から除外しましょう。
パンツはチノパンやスラックス
婚活向けのパンツはチノパンとスラックスの二種類が鉄板です。
ただし、きれいめにまとめられるデザインならジーンズもOKです。
この場合はテーパードなど、足元をすっきり見せられるタイプがおすすめ。
ダメージ加工やウォッシュ加工の入ったものはNGです。
ベルトは必ず着用してください。
カバンはシンプルなトートバッグがおすすめ
カバンはファッションと容量のバランスを考えると、トートバッグが最適です。
ただし、布製のものや装飾の多いものは買い出しバッグに見えたり学生っぽく見られるため避けた方がよいでしょう。
装飾の少ない革製のもので、職場に持っていけそうなデザインのバッグがおすすめです。
夏場の婚活向けファッション
婚活での服装はジャケットスタイルが基本と説明しましたが、悩みがちなのが夏場のスタイルです。
ジャケットが着られない夏の婚活ファッションはどのように組み立てていけばよいのでしょうか。
おすすめのアイテムを紹介します。
夏はシンプルな長袖のシャツがおすすめ
夏場のインナーも、通常と同じくワイシャツを着用します。
夏用として販売しているものであれば、比較的涼しく着ることができます。
「夏のシャツ=半袖」というイメージもありますが、砕けすぎた印象を与えやすく、おしゃれな着こなしも難しいため婚活ではあまりおすすめできません。
女性のなかには「半袖シャツはダサい」と感じている方も多いです。
長袖のワイシャツではどうしても暑い場合、リネン(麻)素材のシャツも検討してください。
通気性が高く、夏場でもさらりと着ることができます。
シンプルなデザインのカットソーもOK
ジャケットを着用しないことから、カットソーも選択肢に入ります。
Tシャツよりしっかりした素材のものを選び「肌着っぽさ」が出ないようにしましょう。
ワイシャツ着用時にもいえることですが、カットソーの下には肌着を着用してください。
汗染みや乳首浮きを防いでくれる効果がありますし、汗を吸収して快適に過ごすことができます。
パンツは色の極力薄いものを選ぶ
夏場のパンツは色の薄いものを選ぶことで、清涼感のある装いができます。
白よりのグレーや薄いブルー、ベージュなどがおすすめです。
ジーンズもOKですが、濃い色のものは避けるようにしましょう。
夏場はハーフパンツを好んで選ぶ人も多いですが、婚活ではカジュアルすぎるためNGです。
「遊んでいそう」というイメージを持たれることもあります。
裾の短いパンツを履くのであれば、テーパードかスキニーの8~9分丈程度のものを選びましょう。
丈の長さはくるぶしが露出する程度が限界です。
すねが露出するほど短いパンツは避けてください。
真冬の婚活向けファッション
真冬の婚活ファッションでは、通常のジャケットスタイルに加えて防寒が必要となります。
この場合はどのようにアイテムを選べばよいのでしょうか。
ジャケットスタイルにセーターを合わせる
インナーで防寒する場合、シャツの上にセーターを着用するのがおすすめ。
模様の編み込まれていないもので、無地の派手すぎない色であればOKです。
定番のグレーや黒のほか、ベージュやワインレッドなどの落ち着いた色から、シャツやジャケットに合うものを選んでみましょう。
なお、セーター選びはサイズ感も重要になります。
ジャケットと合わせた際に裾や袖の長さに違和感がないか、着用時にきつさを感じないか、実際に試してみましょう。
可能であれば、ジャケットを購入した店舗でセーターを選ぶと、セットで試着して着心地を確認できます。
アウターはビジネスでも使いやすいシンプルなものを
婚活ではジャケットスタイルがベースのため、アウターも「ビジネスで着られるかどうか」を基準に選びましょう。
おすすめはチェスターコートやステンカラーコートなどのデザインのシンプルなものです。
ダウンジャケットやダッフルコート、モッズコートなどは、カジュアル度の高い装いのため避けた方が無難です。
アウターの色は黒・ベージュ・ネイビー・グレーの中から選ぶと組み合わせで失敗しにくくなります。
【やや上級者向け】おしゃれさで周囲に差をつける
ここからは、中級者~上級者向けのテクニック。
無難なファッションで結果に繋がらない場合や、デート相手の女性がファッションにうるさそうな場合などは、服装にワンポイントプラスして勝負するのも一つの方法です。
婚活パーティーなどで他の参加者を見ると分かるのですが、多くの男性が「イマイチ~無難」なファッションで参加します。
「遊びのあるデザインのシャツを選ぶ」「格式の高い場でスーツに小物をプラスする」など、少し工夫すると女性の目に留まる可能性が上がりますよ。
ただし、おしゃれさを意識するあまり清潔感やTPOのバランスを損なわないよう注意してください。
たとえば、大量のアクセサリーや露出の高い服装はNG。
あくまで基本に忠実に、プラスアルファのおしゃれを意識しましょう。
関連記事:ビッグシルエットはあり?無難なファッションから抜け出したい人向けのファッションコーデ
自信がない場合はプロに選んでもらうのもアリ
婚活で初対面の女性に会う際は、服装で個性を強調する必要はありません。
第一に清潔感を大切に、無難な服装を中心に組み立てていきましょう。
季節によって適した服装が異なるため、この点も注意してください。
ただ、人によっては「ファッションに全く自信がない」という方もいるのではないでしょうか。
この場合、プロの目で自分に合った服装をコーディネートしてもらうのも一つの方法です。
お店でトータルコーディネートしてもらうことも可能ですし、婚活用の服を一式見立ててくれるレンタルサービスもおすすめです。
自分に合ったものを選んでみてください。
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