多くのマッチングサービスは、おもに恋人や結婚相手を探す人をターゲットとしており、既婚者は登録できません。
しかし、なかには婚外恋愛や友達探しなどを目的にしている既婚者専用のサービスも存在します。
その一つが、今回紹介する既婚者クラブです。
この記事では、既婚者クラブとはどのようなサービスなのか、料金プランや評判をまとめてみました。
婚外恋愛用のサービスを探している人は参考にしてみてください。
既婚者クラブは怪しさ全開な感じがありますが、警察に「インターネット異性紹介事業」の許可申請を行っていて承認されているサービスです。
既婚者クラブの公式ページはこちら
既婚者クラブの基本情報
特徴 | ・既婚者限定のマッチングサービス ・年齢層は高めで落ち着いた大人が多い ・既婚者に配慮したシステム作り |
会員数 | 累計15万人 |
運営会社 | 株式会社リンクス |
年齢層 | 30代から40代が多い |
料金 | 男性:6,578円/月 女性:0円/月~ |
公式サイト | 既婚者クラブ(公式) |
既婚者クラブはマッチングサービスの一種で、その名のとおり既婚者どうしの出会いを目的としています。
会員は全員既婚者なので婚外パートナーを探したい人や、後腐れなく出会える相手が欲しい人がおもに利用しています。
既婚者クラブの年齢層

既婚者クラブは、既婚者が対象となっているため、年齢層は一般的な恋人探し用マッチングサービスと比べると高めです。
公式情報が公開されていないため、実際に利用した際の印象になりますが、30代から40代が多く、次いで50代が多いように感じました。
なお、実際の登録者は20代から70代までと豊富です。そのため、同年代だけでなく年下や年上の相手も探しやすくなっています。
既婚者限定ということもあって、そもそも絶対数が少ない20代は男女ともに少ないです。
既婚者に配慮したシステム
既婚者クラブは「既婚者限定」であることから、より利用しやすいよう配慮されています。
たとえば、会員検索で表示されるプロフィール写真は、自動的にぼかしが入るようになっています。

画像引用元:既婚者クラブ
また、既婚者クラブはアプリではなくブラウザを経由して利用するWEBサービスです。
そのため、スマホにアプリのアイコンが表示されることはなく、通知も届きません。
退会後はプロフィールやメッセージは削除されて閲覧できなくなるため、やめたあとにパートナーに見つかる可能性はなくなります。
総じて、パートナーにバレることが気になる既婚者には使いやすいサービスといえます。
既婚者クラブの利用システム
次に、既婚者クラブの料金や登録の流れなど、利用システムを見てみましょう。
既婚者クラブのプランと料金
既婚者クラブの料金は男性のみ有料で、女性は基本無料で利用できます。
料金の詳細は次のとおりです。
【既婚者クラブの料金(男性)】
1か月 | 3か月 | |
ベーシック | 6,578円/月 | 5,478円/月 |
スタンダード | 8,778円/月 | 7,678円/月 |
プレミアム | 2万878円/月 | - |
【既婚者クラブの料金(女性)】
1か月 | 3か月 | |
スタンダードプラン | 1,078円/月 | 858円/月 |
各プランには以下のように機能に違いがあります。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
メッセージ送信無制限 | ○ | ○ | ○ |
送信済みメッセージ・画像の削除 | × | ○ | ○ |
検索時の上位表示 | × | × | ○ |
同エリアの女性へのおすすめ配信 | × | × | ○ |
お相手とのやりとりはベーシックプランに加入すれば事足りるため、他のプランへの加入は必要に応じて変更する形でよさそうです。
なお、無料プランでも会員検索はできますが、メッセージの送信には有料プランへの登録が必要です。
既婚者クラブに登録する流れ
既婚者クラブへは、メールアドレスと電話番号があれば登録できます。
具体的な流れは以下のとおりです。
1.公式サイトTOPの「無料で始める」またはログイン画面「新規会員登録」ボタンから会員登録画面に移動する。

2.会員登録画面で必要事項を入力し「無料で登録する」ボタンを選択

3.仮登録完了メールが届くのでURLから本登録画面に移動

4.ログイン後、電話番号の認証を求められるので画面に従い認証を行う

認証完了後、プロフィール画面に移動し、いよいよ利用スタートとなります。
メッセージのやりとりには年齢確認が必要
他の会員とメッセージのやりとりをするには、年齢確認が必要です。
マイページ内の専用ページから身分証をアップロードすることで、年齢確認を行うことができます。

【年齢確認に利用できる書類の条件】
- 運転免許証や健康保険証など公的機関発行のもの
- 生年月日または年齢が分かるもの
なお、既婚者クラブの年齢確認は歳が分かれば良いため、顔写真や発行番号などの情報は隠して撮影する、加工して見えないようにするといった形にして問題ありません。
男性は有料プランへの加入が必須
男性はユーザーの閲覧、いいねまでは無料でできますが、メッセージのやり取りは有料プランへの加入が必須です。
年齢確認同様、マイページから有料プランへ加入しましょう。

始めはとりあえずベーシックプランからで問題ないと思います。
ちなみに筆者の私はベーシックの1ヶ月プランで試しに登録してみました。
支払いはクレジットカードのみとなります。
クレジットカードの明細には「英数字の文字列」が表記される親切設計となっています。
年齢確認と有料プランに加入して、下画像のようなステータスになれば本格的に利用することができます。

既婚者クラブの口コミ・評判
実際に既婚者クラブを利用しているユーザーの口コミと評判を見てみましょう。
既婚者クラブの良い口コミ
既婚者クラブの良い口コミとしては、比較的出会いやすいという意見が多くありました。
プロフィールや自己PRをしっかりと書くことで、相応のレスポンスを得られたという人が多いようです。
既婚であることが前提のマッチングサービスのため、ビジュアルもさることながら、信頼関係を築けるかを重視して相手を探す人が多いことが、要因の一つと推測されます。
既婚者クラブの悪い口コミ
特に、地方在住の場合は会員の総数自体が少ないため、会員一覧が見たことある人ばかり、というケースもあります。
こういったアプリ、サイトはやはり全体的に地方は少ないですよね。
既婚者クラブの利用者数は累計15万人以上となっていますが、人口比率的に見れば1.2億分の15万、つまり800人に1人くらいということになります。
東北随一の政令指定都市、仙台の人口がおよそ100万人ですから、仙台市民で既婚者クラブを一度でも登録したことがある人はおおよそ1200人程度ということになります。男性が7割だったとして、女性の数はせいぜい400人~500人程度でしょうか。
また、会員の質自体も玉石混交であり「会ってみたら変な人だった」「ワガママで二回目の約束はしなかった」という意見も見られました。
この点は他のマッチングサービスにも共通することですが、入会に制限を設けていないため、ある程度は自分で人柄を見極めなければなりません。
編集者が実際利用してみた感想
既婚者クラブを実際に利用してみました。
既婚者限定マッチングサイトについては、
それぞれ利用してみたのですが、やはり先駆者ということもあって会員数の多さは圧倒的です。
ただ、有名になってしまったということもあり、後発のHealmateやCuddleに比べて怪しいアカウントも目立ちました。これはサービス提供側としては避けられない問題かもしれませんね。対策はしていると思いますが・・・
利用している女性会員は真面目恋愛の人が多い
利用者層については事前に調べた通り、30代~50代くらいまでが一番多く、特に女性は比較的本気で彼氏を探している人が多いように思いました。
そのため、男性は露骨な性表現、下ネタを全面的に出しすぎるとブロックされることが多いと思います。
また、既婚者専用のサイトということもあり、やはりがっつり顔出しをしている人は皆無で、いてもぼかし機能を活用している人ばかりです。

いいねし放題という機能により、粘り強さが必要になる
既婚者クラブは「いいねし放題」というマッチングアプリやサイトで通常あまり見られない仕様になっています。

これは一見、月に「50件」までしかいいねが出来ないhealmateに比べると良い仕様に思えますが、全員が無限にいいねできるということは、相手にものすごい数のいいねが飛んでいるということになります。
これはまさに課金したTinderと同じ状態で、とにかく毎日できるかぎりいいねを送らないとマッチしづらい仕様となっています。
既婚者クラブはマッチング率はかなり低い
ネットで口コミを調べると「マッチしない」という声がとても多いのですが、これはとにかく無限にいいねが出来てしまう仕様の弊害です。
さすがにtinへの課金はもう少し様子見てからにしよ、、既婚者クラブが全然マッチしないので、もう辞めてもいいかなと思い始めている
— とらお (@torao10639) December 24, 2022
こういったサイトは圧倒的に男性の利用者が多いため、女性は毎日無数にいいねが飛んできます。
そのため、それほど人気のない女性会員もかなり選べるレベルでいいねが来るので、特に魅力のない男性はどうしても埋もれてしまうわけです。
試しに50人くらいいいねを送ってみましたが、やはり他のサイトに比べて全体的にマッチ率は低いです。10%もマッチしないです。
ちなみに筆者がhealmate(いいねの上限が月50)を使うと、だいたい3~4人に1人くらいマッチしていました。
強者は無数にマッチできる
逆にある程度マッチング率の高いハイスペ男性は無数にマッチングできるという側面もあります。
「いいね返し」でもいいねが消費されるhealmateでは、追加購入をしない限りいいねの上限が月50、つまりマッチ数も月50件が上限となります。※100%マッチした場合
同様にCuddle(カドル)の場合、1日10いいね、いいね返しでも消費されるのでマッチ率100%でも最大300件が上限となります。
しかし無制限にいいねができる既婚者クラブでは、仮にマッチング率は20%くらいの人であれば、毎日50人いいねを送れば10人、月間で300人の人とマッチングすることができます。
マッチング率の高い強者男性は会員の数の限りではありますが、毎日無数の女性とマッチングが可能でメッセージが可能、これは逆に言えば弱者にチャンスが回ってきづらいとも言えます。
いいね数無制限の既婚者クラブといいね数月50のhealmateを比べると、
- 既婚者クラブ:強者は無数に女性とマッチする。つまり弱者はマッチしづらい
- healmate:圧倒的強者でもマッチ数は最大月50件。弱者にもチャンスが回ってきやすい
ということになります。
そのためhealmateの掲示板では、
「既婚者クラブよりもhealmateの方がマッチしやすい」
という意見が見られたりします。
これは結構盲点ですよね。
上位10%の男性アカウントになればコスパは良い
healmeteやcuddleに比べて月額料金が安く、またいいねも無制限にできるため、マッチ率さえ上げればコスパの良いマッチングサイトとなります。
下の画像は実際に利用してみて、マッチしてメッセージを送れる状態になった人の一覧です。

いいねし放題のため、埋もれやすいですが、ある程度女性から見て魅力を感じる男性になることができれば全体的にコスパは良いと考えます。
ただ、最近は男性の利用者がとても多く、私のようなスペック高めの男性アカウントも増えてきたので、攻略していかないと全然マッチしないのは間違いないと思います。
既婚者クラブ利用時の注意点
既婚者クラブを利用してから後悔しないために、いくつか知っておきたい注意点があります。
詳しく見てみましょう。
登録にあたって既婚かどうかの確認はされない
まず「既婚者」クラブと銘打ってはありますが、実は登録にあたって既婚かどうかの確認はありません。
そのため、やろうと思えば独身でも登録できてしまいます。
「後腐れ無く遊べる相手を見つけたい」「既婚者どうしで秘密を共有したうえで付き合いがしたい」といった場合は注意が必要です。
相手が既婚であることにこだわりたいのであれば、本当に既婚者かを確認することをおすすめします。
パスワードリセットができずログインできなくなる
※2023年5月22日時点解消されていることが確認されました
記事執筆時点ですが、現ログインパスワードを忘れてしまった場合、パスワードの再設定ができなくなっています。

「パスワードを忘れた方」から進むと上画像の画面になり、本来登録時のメールアドレスを入れることでパスワードをリセットすることができるのですが、現在、
「エラーが発生しました、後ほど再試してみてください」
となり。パスワードのリセットができず、パスワードが間違っているとログインができなくなってしまっています。
問い合わせフォームから運営に連絡すれば解決できますが、かなり重大なシステムの問題があり、少々不安は残りますね・・・
アカウントの乗っ取りが多い可能性がある
既婚者クラブは知名度や利用者数に対してセキュリティ面に不安があるサービスです。
以前、やり取りをしていた女性が「アカウントを乗っ取られて勝手にマッチしてメッセージしてました」と言って、すぐにアカウトが消えたことがありました。
この時は半信半疑だったのですが、後に直接会った人(別の女性)は「何故かログインできなくなった」と言っていました。
また、先日マッチした女性とのやり取りもかなり不審に思う内容でした。

まず名前を聞いてもいないのに最初から本名らしき名前を名乗ることはかなり不自然です。婚活を目的としているならともかく、既婚者専用なので出来れば匿名を貫きたいものです。
ちなみに見切れて見づらいですが、最初にメッセージしたのは僕の方からで、相手からの最初のメッセージは、
「もしよかったら返信ください・よろしくお願いします。」
というものです。
こちらからのメッセージに対して「良かったら返信ください」と言うのも違和感がありますよね。
また、二通目の返信も相当変ですよね。
ちなみにこの方はプロフィールがしっかり書かれていて、平均以上にまともな女性に見える方です。
アカウントを乗っとられてしまっているのではなにかと勘ぐってしまいますね。
こういった事案が多いことからなのか、既婚者クラブは現在SMSによる二段階認証を導入しています。
トラブルに巻き込まれる可能性もある
既婚者クラブは、会員全員が既婚者であることから、トラブルに巻き込まれるリスクもあります。
例えば、マッチングした相手と肉体関係を持つことを望むのであれば、不倫として相手の配偶者から慰謝料を請求される可能性があります。
逆の場合も同様で、マッチングした相手を配偶者が訴えたり、離婚騒動に発展したりすることも考えられるでしょう。
また、マッチングした相手が恐喝目的である、いわゆる「美人局」に当たるリスクも無視できません。
既婚者クラブをどのような目的で使うかによっても異なりますが、リスク管理は徹底しておいた方がよいでしょう。
20代の利用者は少ない
既婚者が前提のマッチングサービスなので、20代の利用者は少なくなっています。
前述のように運営元から年齢層の公開はありませんが、おおむね30代から40代が多く、次に50代がボリュームゾーンといえそうです。
たとえば「配偶者とマンネリ化してきたので若い相手を恋人にしたい」といった場合、なかなかマッチングしないこともあるでしょう。
どちらかというと、年齢・プライベートともに落ち着いてきた大人向けのマッチングサービスと思っておいた方がよさそうです。
怪しさ満点の既婚者クラブ、実際に使えば普通のマッチングアプリだった
既婚者クラブは、既婚者と出会いたい場合におすすめできるマッチングサービスです。
事実、口コミではプロフィールや写真に相応に力を入れることができれば、それなりにマッチングしやすいとの意見も多くありました。
年齢層は30代以上の層が多いため、落ち着いた大人の異性と出会いたい人におすすめです。
ただし、既婚者の出会いである以上リスクは想定されるため、管理がしっかりとできる人に向いているといえます。
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