会社によっては「ビジネスカジュアル」が指定されていることもあり、これが悩みの種となっている方も多いのではないでしょうか。
そもそも、ビジネスカジュアルとはどのような服装を指すのでしょうか?
本ページでは、定義の曖昧なビジネスカジュアルについて、
- アイテム別
 - 年代別
 - 活用方法
 
などについて解説します。
そもそもビジネスカジュアルとは?

ビジネスカジュアルとはそもそもどのような服装なのでしょうか。
「ビジネススタイルより少しカジュアルなファッション」
くらいに理解している方も多く、どのような服装が適しているのか分かりづらい言葉です。まずは、ビジネスカジュアルとはどのような服装なのかを見てみましょう。
ビジネスカジュアルに明確な定義はない
実は、ビジネスカジュアルに明確な定義は存在しません。
人によってどのような服装指すかは異なるからです。
一般的には、ややカジュアルよりのビジネススタイルと理解されることが多く、どこからビジネスでどこからビジネスカジュアルかが決まっているわけではありません。
そのため、職場によって基準が異なり、許容されるラインも違います。
ビジネススタイルを少し崩したファッションが一般的

あくまで一般論ですが、ビジネスカジュアルはビジネススタイルを少し崩したファッションだと認知されていることが多いようです。たとえば以下のようなファッションが挙げられます。
ビジネスカジュアルの服装(一例)
- スーツを無地ではなく柄入りのものにする
 - ワイシャツを遊びのある色やデザインのものにする
 - スラックスの代わりにセンタープレスではないパンツを履く
 
ビジネススタイルを基本にしつつも、随所にお洒落を取り入れカジュアルさを演出するのがビジネスカジュアルの特徴といえそうです。
職場のTPOと来客対応の可否が基準
とはいえ、自分の思うビジネスカジュアルが必ずしも周囲に受け入れられるとは限りません。
崩しすぎず、かつキメすぎない服装を選ぶための基準となるのが職場のTPOと来客対応の可否です。
たとえば、Tシャツやパーカーなど、突然の取引先の訪問に出られない格好はビジネスカジュアルとしてはNGでしょう。
また、崩しすぎて職場の同僚たちから浮くのも良くありません。
職場に詳しい服装規定がある場合はそれを参考に、ない場合は周囲の服装を見て許される範囲を探ってみるのが最も確実といえそうです。
ビジネスカジュアルでNGとされやすいファッション

いかにビジネススタイルよりはカジュアルでよいとされていても、一般的には着用がふさわしくないとされている服も存在します。
ビジネスカジュアルで避けた方が良いアイテムを三点紹介します。
ただしいずれも職場によっては問題ないケースも少なくありません。
襟のないシャツ(バンドカラーシャツ)

Tシャツやカットソーなどをはじめとする、襟のないタイプのシャツはNGとされやすいです。
丸襟のTシャツなどはジャケットと組み合わせることもありますが、あくまでカジュアルファッションの一つと考えた方がよいでしょう。
ワイシャツスタイルにカジュアル感をプラスしたいのであれば、ボタンダウンシャツやポロシャツを選ぶこともできます。カジュアル過ぎず、適度にこなれたファッションになるのでおすすめです。
ジーンズ
ジーンズ(ジーパン)も、ビジネスカジュアルでは着用不可と考えられることが多いです。
もともとは労働者の作業用ズボンとして広まったもので、ストリートファッションでも利用されるなどラフなイメージが強くなっています。
ジーパンをジャケットと合わせる服装もあるのですが、ビジネスカジュアルを規定される職場では多くの場合不適切とされます。
スニーカー
土足タイプのオフィスなら靴のファッションも重要です。
この場合、布製のスニーカーは相応しくないとされます。どうしても運動靴というイメージが強く、職場で履くにはカジュアル過ぎると考えられていることが多いです。
なお、スニーカーでもレザースニーカーならデザインによってはOKというところもあります。
アイテム別ビジネスカジュアル解説
ビジネスカジュアルは以下の4つのアイテムを適切に選ぶことでスマートに着こなすことができます。
その4つは、
です。
ビジネスカジュアルに適したジャケット

まずはメインとなるジャケット。
真夏は不要になってきますがそれ以外の季節では必須アイテムです。
ジャケットを選ぶ際は以下に注意しましょう。
| 種類 | テーラードジャケットを選ぼう。 色はブラック、グレー、ネイビーなどが使いやすくておすすめ。  | 
| 生地 | 綿や麻、ウールなど、季節に合わせて選びましょう。 | 
| 大きさ | 最近はゆったりめのアイテムが流行っていますが、ビジネス活用ではジャストサイズがおすすめです。 | 

ビジネスカジュアルに適したシャツ

ジャケットの中に着る際や真夏でもそうですが、ビジネスカジュアルのトップスは以下の服が選択肢に入っています。
- シャツ
 - カットソー(Tシャツなど)
 - ポロシャツ
 
このうち最もビジネスに適しているのはシャツです。
選び方のポイントは下記の通り。
| 色 | 白、ライトブルー、グレー、ピンクなどが無難 | 
| 生地 | 綿がおすすめ。涼しい季節は麻が入ったのものおすすめです | 
| サイズ | できる限りジャストサイズを。スーツほどぴったり合わせなくても良いと思います | 

ビジネスカジュアルに適したパンツ

パンツは原則、
- スラックス
 - チノパン(綿パン)
 
がおすすめです。
デニムやナイロン生地のものは避けましょう。
選び方のポイントは以下のとおりです。
| 色 | ブラック、グレー、ネイビー、ベージュがおすすめ | 
| サイズ感 | 細身~ややゆったりまで | 
| 生地 | 綿素材がメイン | 

ビジネスカジュアルに適した靴

ビジネスカジュアルに適した靴選びは少しむずかしいです。
というのもかっちりしすぎるとチノパンなどややカジュアルな服装に合わせづらいですし、カジュアルすぎるとビジネス色がなくなってしまいます。
そのためスーツに合う靴とカジュアルな靴の間くらいの革素材の靴を選ぶ必要があります。
選び方のポイントは以下の通り。
| 色 | ブラック、茶系、ネイビーなど | 
| 素材 | 牛革、馬革、場合によってはスウェードも | 
| 形状 | ストレートチップ、Uチップなど | 
